1月6日 (^^)/~~~ さあ2日目,土産は出来ている。何処にしようかと昨日迷ったが,結局,大物狙いで御五神島(おいつかみ)に決め清家渡船へ直行する。ここは海賊船はいなく,磯割りは抽選で決められているようです。いわゆる牟岐方式です。私はTさんと一緒に寝床の5番に上がりました。御五神島はどの磯も潮の流れが速く,「本流釣り」が出来るので好きな磯の一つです。寝床5番は案の定,ごうごうと川のように潮が流れている。「この潮の中にいるんだよ,大グレが」と胸を膨らませて竿を出して仕掛けをセットしようとすると,何と,ダイワのインナ−2号が中程で折れてる。しまったと思ってももう遅い,そう言えば息子が昨年,竿を折ったと言っていた,同じのが2本あるのだが,その竿の方を持ってきていた。道糸5号,ハリス4号で大グレと格闘するつもりでしたが,悔やみながら昨日の波濤1.5号を出してセットせざるを得ませんでした。そして,これが悲劇の序章だったのです。
何を血迷ったか,道糸3号を巻いたリ−ルをセットし,ハリス2.5号で初めたのです。竿が1.5号だったせいかも知れません。45cmまでは大丈夫だが,50cmになると自信はない仕掛けです。そして,最初に来たのは43cmの尾長グレ,細い竿を満月のように曲げて釣った釣味は格別でしたが,悲劇はその後にきました。激流の中を50mほど流したとき,浮きが消し込むと同時にズンという重い手応え,一気に竿をのされ,糸を出さざるを得ませんでした。「糸を出せば穫れる確率は低くなる」何度も体験していることですが,出さなければ確実に糸は切られる。少しでも期待の残っている方に賭けるしかない。2.5号ハリスにしたツケがこの糸を出す,出さないに回ってきた。何度も止めては出して50mほど糸が出たところで何とか止まった。
ヒラマサなら一気に走り,2.5号ハリスなど瞬間に切られている。小型でも激流の中では止めることは出来ない。これはヒラマサではない。グレなら止まる。これはグレだ。そう思うと心臓が早鐘のように打つ。根元から曲がった竿を強引にあおると少しずつではあるがリ−ルが巻けるようになった。30年近くも前に,中泊は鹿島の観音崎と松島の水道で61cmのグレを釣った時の情景が蘇っていた。あの時もこんな状況であった。当時は10号ハリスが常識なのを,5号ハリスで挑んだため,100m以上も糸を出し,取り込むまでに30分はかかった。取り込んだとき,太い伊勢尼の針の先は折れ,先が開いていただけでなく,針が刺さっていた傷口は大きく開いていた。30分の激闘の跡が強烈に脳裏に残っている。あの時は5号,今は2.5号,最新のハリスの強さと100mは出ている細い道糸の伸びに期待を込めて,竿であおっても竿が曲がるだけで寄せられないのをもどかしく,リ−ルを巻いてなんとか50mほど寄せたとき,ふわっと軽くなりました。ああ,やはり。15分間の格闘の疲労がどっと出た。「その魚を釣らねば,それを釣りに行ってるんだろ」帰って息子に言われるなあと思いつつ,急激に全身を駆け巡る虚脱感の中で仕掛けを巻き取ってみると,なんとハリス切れではなく,針はずれでした。針がはずれてなけらば穫れていた。
針は,そうなんです。グレ6号,いくらなんでも小さすぎた。伊勢尼の先端を折り,広げるほどの力がかかるのだ,飲み込んでない限り外れる可能性は高い。ああ,全てインナ−の竿が折れていたのに起因する。大きい魚に切られたのは釣行のたびに何度もあるが,取り込める可能性があっただけに残念。あの魚は40cmや50cmではない。何にしても60cm前後の魚だった。キツだよ,タイかも,コロダイ,イシダイ,やはりヒラマサだよ,皆さん,それぞれに言ってくれますが,誰もグレだよとは言ってくれない。私は一人すねて,グレだったと信じることにしました。
で,その後は35cm〜40cmのグレを5匹と38cmのアイゴ1匹でした。ああ,これらの魚は簡単に上がってきたのに,あれは大きかった。でも,楽しい釣行でした。再度,御五神島に挑戦しなければならない課題を残してきました。次の機会には仕留める。
1月5日 (^。^) 久しぶりの宇和海,今日明日と2日釣りの始まりです。初日は好調との情報がある矢が浜,朝4時に港に着き,車の中で仮眠をとっていると4時30分に出港する渡船がある。釣客は20名余り,これが今,宇和海を騒がせている「海賊船」かと思いつつ見ていると,黙々と乗船している釣り客に会話は全くなく,足早に乗り込んでいる。徳島は牟岐大島の渡船場のあの和気あいあいとした情景とは違い,今乗り込んでいる彼らは釣り師とは別の黒い集団のように私の眼に映った。年末にはこの黒い集団が3往復したそうな,どんな気持ちで海賊船に乗り込んでいるのかは想像できるが,「釣り」に対する認識が私とは違う集団だと感じた。「ここはまだ遅い方だ,深浦なんか午前1時だよ」と,私と同じように海賊船を見送っていた年輩の方が言っていました。事故の問題もさることながら,モラルの問題だと思っているのは私だけではないと思います。
それはそれとして,私達は若林渡船で6時30分に出港しました。1級ポイントはさすがに海賊船の釣客が占領し,残った磯にあがりました。私達(2名)は「戸島4番の岡」,先端は海賊船の釣客がいたので,その内側です。何処でも釣れているとのことでしたので期待を込めて釣り始めました。道糸2号,ハリス1.7号,針はグレ5号,竿はダイワの波濤1.5号,これなら35cmまでは大丈夫,40cmには不安があるが,切られたら変えようと思いつつ第1投,すぐに30cmの尾長グレ,今年初めてのグレに顔もほころび海賊船のことなど完全に忘れている。同行のTさんも快調に釣っている。退屈しない程度に釣れ,25cm〜33cmまでを納竿の3時までに21匹でした。アイゴの35cm〜38cmが3匹で,結局1回も糸を切られることなく,最初の仕掛けのままでした。最大は38cmのアイゴという結果でしたが,まあ,今年の初釣りでしたので満足な初日でした。同船した他の釣人も同じような釣果だったようです。
12月6日 (-.-;) 朝,快晴に誘われて中林の磯に釣行しました。先週と同じく,9時に沖雀(オキス)の東へ上がりましたが,全く魚の気配がなく,感度の良いセル浮きがピクリともしませんでした。アジもアイゴもどこかへ行ってしまったようです。ところが,11時少し前に,いきなり浮きが吸い込まれました。ずっしりと重く,ぐんぐんと手に伝わる引きは紛れもなくチヌの引き。小さなアジ針なので慎重に取り込むと30cmの綺麗なチヌでした。また釣れてしまった。仕掛けはアイゴ釣り用の胴つきの3本針でしたのに。その後,30cmのアブラメ(アイナメ)を追加しましたが,午後2時の納竿前に強烈なアタリがあり,1号ハリスを一気に引きちぎられました。何でしょう。まるでタイのようなアタリでした。でも,多分チヌでしょう,いや,タイだったかもしれない。あ-あ,逃がした魚は大きい。アジもアイゴ釣れないのだから,もっと太いハリスにしておけば良かったと悔やんでももう遅い。よくある出来事です。帰港した時に,「月刊釣り情報」の取材にあいました。12月20日発刊の1月号に掲載されるかも知れないそうです。掲載されてたら雑誌を購入しよ-っと。
11月29日 (^o^) 釣行予定ではなかったのですが,朝,余りにも良い天気なので中林磯に行きました。沖雀(オキス)の東で,9時〜2時までの釣りでしたが,アジ(17〜20cm35匹)アイゴ(17〜20cm21匹)と,まずまずの釣果でした。もう,アイゴはいないと言われていたのに釣れたのには驚きましたが,やはり数は以前ほど出ませんでした。昔,ここまで泳いで来て,サザエやアワビを捕った記憶がある磯です。当時は綺麗に水が澄み,底の岩まで全部見えていたように思うのですが。まあ,それはそれとして,懐かしい磯での半日は遠い昔の郷愁に浸ることができました。
11月15日 \(^o^)/ 牟岐津島の予定でしたが、渡船が休業とのことで、先週に続いての亀崎でした。早朝から2時間ほど全く釣れず、どうしようかと迷っていたとき、ふと新聞記事を思い出し、アイゴが釣れている中林磯に行くことにしました。渡船はすぐ近くなので便利です。親戚が近くにあるのですが、子供の頃、小さな舟で遊んだり、潜ってサザエやアワビなどを取った磯群です。わらべ石と言う磯の近くには水晶がとれるので、地伝いによく採集に行きました。中林磯は遊び場だったのです。そのせいか、磯釣りは行ったことがなく、初めての釣行となりました。地雀(ジスと読みます)のアンマウラへ上がったのが朝の9時過ぎ、たちまち、アイゴの入れ喰いが始まり、納竿までにアイゴ(17〜20cm83匹)、グレ、アジなどで、中型ク−ラ−満杯でした。波止のアイゴよりも一回り型が良く、小さいながらも強い引きを堪能しました。沖に燕バエ、地に雀バエ、高校時代の漢文の授業を思い出しそうな美しい名前の磯があります。また釣行したくなった中林磯でした。
11月8日 (^o^;) 亀崎は朝の一時だけしかアイゴは釣れませんでした。15〜20cmを10匹余りでした。遠路来ていただいた「ぶち」さんに申し訳なく思っています。やはり、今の時期、波止の小物は無理なのでしょうか、反省の一日でした。でも、午後に釣れたそうで、ご夫婦の笑顔が眼に浮かびます。
11月2日 (~_~) 4月以来7ヶ月ぶりの磯釣りです。徳島県南の磯は水があればグレがいると言われるほど、グレが釣れ盛っていました。同僚4名は伊島へ行きました。ここは朝4時前に磯上がりするとの事で遠慮し、何処にしようか迷いました。大型の出ている牟岐津島か、先日同僚のT氏が3時間で40匹近く釣った阿部磯か。結局、T氏、O氏と一緒に阿部磯へ行くことになりました。ここが確実に釣れるとの結論でしたが、行ってみると「昨日から潮が変わり釣れていない」とのこと。よく聞く言葉です。不運にもその時に行ったようです。カベで釣り始めましたが、グレ(25〜28cm5匹)とアイゴ(25cm3匹)の貧果でした。アイゴは大きくなっていました。これでは波止で釣れないはずです。納竿前にO氏のいる磯に変わり、二人は30cmオ−バ−を数匹釣りましたが、私はゼロ。あのエサトリの大群の中で確実にグレを釣る二人のテクニックに脱帽しました。携帯電話で逐次聞いたところ、伊島の4名も西の長ハエでグレを数匹の様子、ここは一時はグレが釣れ盛っていましたが、今日は余り釣れていないようでした。ただ、Y氏が60cmオ−バ−の鯛を釣ったとのこと。明日、職場で彼の自慢話を聞いてあげよう。私の感じですがグレの釣れる場所が、徐々に南に移動しているようです。そうなれば牟岐の大島か津島でしょうか。次回は迷わずに牟岐の津島にしよう。県南で一番好きで、回数も一番多く(年3回として30年間、計90回?)釣行している磯群が待っています。
11月1日 (+_+) 久しぶりの亀崎、アイゴは大きくなり磯に出てまったとの情報ですが、確かめる為に釣行してみました。早朝の1時間ほど釣ってみましたが、小さなメバルが2匹釣れただけでアイゴの気配はありませんでした。すぐに転身し、中林漁港へ行ってみました。ここは大勢の人がいましたが、誰も魚を釣り上げる様子はなく、竿を出すのを止めました。もう波止釣りのシ−ズンは終わったのかも知れません。心おきなく磯釣りに行けるようです。
10月18日 \(^o^)/ 台風後は波止の五目釣りが最高です。いつもの亀崎が那賀川の濁流で濁っていたため、隣の中林漁港に行きました。ここは、朝6時に先客が約30名で釣り場がない程の盛況です。これを嫌っていつも、亀崎に行っていたのですが、なんとか、場所を確保して釣り始めると、アジが入れ喰い。アイゴも一回り大きくなり、20cmくらいが混じっていました。カマス、イサギなど、五目釣りを満喫し、数にして全部で100匹はあったようです。午前中の釣りとしては、十分な釣果でした。皆さん、サビキ仕掛けで釣っていましたが、陽が高くなると、餌釣りの胴付き仕掛けでしか釣れませんでした。
10月12日 (゚-゚) 家の前の那賀川に瀬があり、この瀬で那賀川の鮎の多くが間もなく産卵を開始します。瀬落ちは淵となり、海水がここまで進入してきます。丁度、家の前の瀬が潮止めになっているわけです。産卵を終えた鮎を捕食するため、この淵で大型の海水魚スズキが待っています。10月半ばから12月半ばまでが那賀川でのスズキ釣りの絶好の時期となります。80cmを超すようなスズキは、稚鮎を追って遡上してくる4月〜5月に多いのですが、秋は60〜70cm前後の数が出るので、ルア−釣りの格好の対象となっています。今日の夕方、まだ時期は早いかと思ったのですが、暗くなってからルア−を投げてみました。2投目でいきなりヒット、51cmの小さなスズキでしたが、そろそろ彼等が動き始めている気配です。数年前、あるグル−プが通い続けてト−タルで140匹も釣ったと言う嘘か本当か知りませんが、そんな話も聞きました。3年前、息子がここでホシスズキ(ヒラスズキに黒い斑点を散りばめた姿です)を釣りました。この事は、ある釣り雑誌にも掲載されました。中国産のホシスズキは愛媛県の宇和海で養殖されていましたが、台風で網が破損し、大量に逃げたのが宇和海周辺で生息していると、御荘町の釣具店で聞きました。宇和海と那賀川河口は四国の西と東の正反対に位置します。どうして那賀川にホシスズキがいたのでしょう。生態学的にも興味ある1匹でした。息子が釣ったのは50cmくらいのでしたが、ホシスズキは原産が中国だけあって、日本のスズキよりもかなり大きくなるそうです。那賀川に生息しているのは息子が証明しています。あの1匹だけだったのでしょうか、それとも、彼等の同級生が成長しているのだろうか、同級生がいれば今年くらい1mを軽く超しているはずなのですが、楽しみです。余談ですが、数年前、家の前で、近所の人達がスズキを狙って網をいれた所、1m30cmもある草魚が網に掛かりました。新聞にも掲載され話題になったのですが、私は、なぜ草魚が那賀川にいたのかに興味をもちました。ホシスズキ、草魚、どちらも中国産なのです。どうも、真鯛の養殖用の稚魚に混じって、これらの稚魚が来ているのではないかと思いました。でも、那賀川河口周辺で真鯛の養殖をしているのでしょうか、どなたか、この解答をご存知でしたら、メ−ルでご教授下さい。不思議な魚が蔓延しようとしている那賀川です。ブラックバスで十分懲りてるのですが。
10月11日 (^o^) 今日はどうしたわけか、アイゴばかりを33匹。昨日は25c〜28cmくらいのグレが時々コマセに寄ってきていたが、釣れるのは小さいグレばかりで、大きいのは全く喰わず、ゴカイなら釣れるかも知れないと思って用意し、メッキアジが群れるならと思い、ルア−も用意してあったのですが、必要ありませんでした。用意していけば釣れない。よくある事ですが、アイゴが狙いですので、この釣果ならまずまずでしょう。相変わらずフカセ釣りの人は2〜3匹のようでした。しかし、アイゴも以前ほどは数が出なくなり、そろそろ他の釣りをと思っています。
10月10日 (^_^;) 別に チヌを釣りに行ったわけではないのですが、アイゴ釣りの外道として41cmが釣れました。昨日「釣らない」と言ったすぐなので、弁解じみますが、「釣った」のではなく、「釣れた」のでした。アイゴは13〜18cmを27匹で、数は出ませんでしたが、一回り大きくなっていました。大きくなって波止を離れ、磯に移ったのかもしれません。メッキアジ、タイ、小グレ、メバルなど、合計60匹あまり、まさに五目釣りで、様々な引きが堪能でき、午前中の釣果としては満足でした。
10月4日 \(^o^)/ 阿南市の亀崎で小型の アイゴが釣れているので、先週に引き続き行ってみました、13〜16cmと一回り大きくなったアイゴを午前中で約80匹の釣果でした。胴付きの3本針、ハリス1号、針はアジ用の2号、餌は赤アミ、で1.5号の竿を小気味よく閉め込んでくれました。フカセで釣っていた人は5匹くらいだったようです。アイゴの数釣りは胴付き仕掛けにかないません。一夜干しで独特の香りが大好きです。ビ−ルが一段とおいしくなります。