平成24年6月23日  牟岐大島 ノコギリ
 息子の職場の釣り大会でした。参加者は20名で底物狙いは友人のアイ君と2人だけだったようです。朝9時過ぎに電話が入る。「やったぜ石鯛 50オーバー」弾んだ声を聞くと私も嬉しい。計測では52cm。その後すぐに同サイズらしきを掛けていたそうだが針が外れたと悔しがっていた。30cmイシガキを追加して大会は優勝だそうです。一緒に上がっていたアイ君は45cm石鯛で第2位。久しぶりに石鯛の刺身が食べれそうです。  
  平成24年5月26日  牟岐大島 デン キ
 息子と2人での釣行です。無風なのだが台風の影響でウネリが高い。磯は4番までしか使えず釣り客も多い。幸いにも磯クジが2番だったので底物釣りにとっては良かったが上物釣りにとっては上がる磯が無く苦戦した模様。
 デン キは実績ある磯なので船長さんも「釣れるでよ」と言ってくれる。満潮の朝は波が高く膝まで波が這い上がり腰までシブキでずぶ濡れ。鉄棒にしがみついての釣りとなりました。
 小さなアタリは頻繁にあるのだが石物ではないのだろう竿先がゴツゴツと震えるだけ。そんな中、息子の竿が午前に2回、午後に1回水中に舞い込む。しかし2回は乗らず1回は掛けていたが途中で針ハズレ。悔やまれるが仕方ない。私は終日小さなアタリのみ。多分イシガキだろう、15号の針には乗ってこない。吸い込み仕掛けなどにしてイシガキ対策を考えてみようかな。次回は6月9日の予定です。
 
  平成24年5月1〜2日  武者泊 
1日午前 ナガバエ  息子と二人でのイシダイ釣りです。アブセの船着きかワレに上がりたかったけれどウネリガ高く波を被っている。上物師をヤッカンに上げてから船は沖磯から引き返す。どこに行くのかなと思っていたら、なんと先日神戸のABAさんが上がっていたナガバエの南端。「ここは釣れるかも」、先日の様子を知っていただけに期待は膨らむ。
 前日に我が家の近くのテトラで捕獲したフジツボを撒き餌にし、サシエサは赤貝、小さなアタリが頻繁にあるがこれはエサトリ。潮が変わり水道を速い潮が流れる。息子がエサをガンガゼに代える。これは来る途中の港の岸壁で20個ほど捕獲したもの。ゴツゴツと前アタリのあと竿がギューンと水中に突き刺さる。イシダイ釣り最高の瞬間だ。「来たっ」息子の剛竿が大きく曲がる。白黒の縞が水面に浮かぶ。美しい46cmのイシダイ。最初のイシダイに顔がほころぶ。9時を過ぎると水道は益々流れが速くなり渦を巻いて激流となる。地合が来た。再び息子の竿が締め込まれる。2匹目も同サイズ。
 私は激流の中を手持ちで、壁に沿わして仕掛けを落とし込んで待つ。遠い昔に教わった釣法、その名も城辺一刀流。私にアタリ。ゴンゴンと伝わりギューンと締め込まれる。「来たわ」私にも嬉しいイシダイが来た。隣の息子もすぐに竿を曲げている。息子は3匹目。午前の納竿間際に4匹目が来る。入れ喰いとは行かないまでもイシダイの猛攻に息子と二人でワイワイガヤガヤ、満面の笑みです。  
1日午後 マスカネ  午後もアブセには上がれそうにないしジャンケンは最下位だったので渡船は引き返す。朝のナガバエに上がりたかったけれど潮が満ちてくるし南風も出てるので波を被るらしい。「大物を狙ってみますか」との船長の言で「マスカネ」へ上がる。大きな溝がありそこで釣れるらしいが釣れるのはウツボばかり。イシダイらしきアタリは無く1日目を終える。
2日午前 ナガバエ  今日もアブセは波を被っている。ヤッカンは上がれそうだが「昨日のナガバエへ」と船長さんの言でヤッカンは他のお客さんに譲る。息子も「ナガバエがいい、絶対に釣れる」とのことで再びナガバエです。昨日バッカン一杯のフジツボを撒き餌にしてある。水道は今日も激しく潮が流れている。爆釣の予感がするがイシダイらしきアタリは来ない。
 先日のように一面ワキグレの絨毯が出来ている。ちょっと浮気をと上物竿を出して流してみる。ギューンと竿が引ったくられる。グレが来たわ。40cmの良型だが何か影が薄い。粘って釣れば何匹か釣れるだろうが今回はイシダイ釣り。グレの刺身は1匹でいいと再びイシダイ竿に戻る。
 9時を過ぎた頃、息子の竿が水中に突き刺さる。「来たっ」と竿をあおる。一瞬ガツンと掛かったが竿が跳ね上がる。惜しいなあ、やっと来たのに。しかし後が続かない。掛けてバラせば後は釣れないとしたもの。納竿の12時過ぎまで2人ともアタリ無し。昨日の再演は無かった。まあしかし昨日の午前で2日分を釣ったと思えばそれで良しとしよう。気分も軽く帰路につきました。
  平成24年4月24日  牟岐大島 三角
 いつもの3人組で牟岐大島です。釣果がいまいちなこの時期、渡船は4隻と少ない。底物の竿が立っている渡船も2隻いる。そろそろ底物のシーズン入り。私は5月連休からのスタートだ。そう言う意味で今日は上物の竿納めです。
 最初はオハナに上がるがアタリ無し。1時間ほどしたとき船長より電話が入る。「三角へ行こう」。隣のマルバエで釣れているらしい。私は三角は初めての磯だが足場は良いし、正面にはシモリ磯。マルバエとの間に大きな潮目が出来ている。いかにも釣れそうな雰囲気がする。コマセを撒くと足下でキツが舞う。ギューンプッツン、いつものパターンが始まる。
 しかし沖のシモリ磯際にコマセを撒くと別の魚の群が、灰色の体色に尾が白っぽい、グレだ。2ヒロくらいの深さか。仕掛けを投入するとウキがすっと沈む。懐かしいグレのアタリだ。嬉しいなあ、取り込んだのは33cm。貴重な1匹です。グレはその1匹だけ。時折グレの群は見えるのだが喰ってこない。難しいわ。
 水温が15度から18度へ上昇したせいか、アタリは頻繁にある。自作のウキが綺麗に消し込むので気持ちいい。針ハズレはイサギだろう、イサギは3匹取り込む。40cmのサンタは3匹。切られたのも多い。磯際でスパッと消し込むのはキツだろう、これが5回くらい。沖でウキが消し込んだのも5回くらい。どれも止まらない。1回は頭を振っていたのでタイの可能性は高い。あとは正体不明。
 重ちゃんはノコギリでグレ2匹、神戸のABAさんは3度磯変わりをして最後はノコギリでアイゴ20匹くらい。アイゴも20cmを超えるものいて大きくなっている。皆さん、クーラーに魚が入ったので満足です。写真は私の釣果の一部。
 
  平成24年3月27〜28日  武者泊 
27日 ナガバエ
  神戸のABAさん、同僚のO氏と3人での釣行です。本バエ周辺が釣れているとのことで三洋渡船を利用する。3人組が2組いたのでジャンケン。勝ちました。好調のナガバエです。速い上り潮にグレが湧いている。まるでグレの絨毯だ。
 ウキ下は矢引き、ハリス1.25号で流すといきなりグーンと来る。幸先良いスタートだ。ゴツゴツとアタリがあるが、これは道糸がグレに触れているアタリ。竿をあおっても乗らない、ウロコだけ上がってきたりする。1時間で6回ほど掛けるが取り込んだのは3匹。針ハズレが多い。時間が経過するにつれ次第にアタリは遠退く。ウキが絨毯に向かって流れていくとウキを避けるようにして絨毯が割れる。グレが学習しているのだ。賢いわ。それでも色気より食い気があるのもいるようで時々針に乗ってくるから楽しい。
 O氏も快調に釣っている。潮が変わると南端にいる神戸のABAさんが快釣。すでにクーラー満杯近くになっている。もう3人とも満面の笑み。私は疲れもあったので早い目に仕掛けを仕舞う。その後、神戸のABAさんとO氏は良型を2匹ずつ仕留めるなど快釣は続く。その夜のビールと焼き肉の味は一生忘れない旨さだったのは言うまでもない。
28日 ナガバエのシズミ  昨日は8人だったが今日は20人余りと多い。別の渡船で同僚のT氏が奥様同伴で来ています。渡船3隻でジャンケン。T氏の奥様の勝ち。夫妻はナガバエへ登礁。私達はナガバエ横のシズミとかいう磯へ上がりました。潮が上っているときは当て潮になるので釣りにくい。裏向きの湾内にグレが群れているので仕掛けを投入すると47cmが一発で来た。潮が緩くなりかけると昨日のようにグレの絨毯が出来るが喰ってこない。明らかに昨日とは違う。風が強いからだろうか、水温が下がったからだろうか、何らかの条件が違うようだ。O氏はイサギ、神戸のABAさんはクリスマスでもないのにサンタさんの訪問にあっています。
 ナガバエのT氏夫妻は、昨日私達が釣ったポイントが波を被っているので手前で釣っているようだ。それでもT氏の竿が曲っているのが時折見える。順調に釣っているようだ。
 下り潮が速くなってくると一面グレの絨毯となるが喰ってこない。仕方ないのでウキ下3ヒロの普通の仕掛けに変更する。ウキが入るとイサギ、キツ、サンタ。しかし自作したウキが青い海中に引き込まれる光景は気分最高。楽しい2日間でした。写真は三洋渡船さんのHPから拝借しました。
   
  平成24年3月10日  牟岐大島 地富士
 ここ数日体調が良いのと、医者も「無理はしないように」とのことで釣行してみました。単独釣行は不安なので保護者(息子)同伴です。また、ほぼ完成したウキの試釣も兼ねています。抽選前にヤカタ前まで水温調査に船を走らせてくれましたが、なんとヤカタ前で12度。抽選場の港の中は13度と1番高い。「あかん、今日はボーズ」船内の13名が一致した意見です。
 上がったのは地富士、水温があればいい磯なんだが終日アタリ無し。エサトリもいない。一度くらいウキが入ってもううと思うのだが、全く入らず。これは息子も同じ。2人ともウキが入らずなんてのは初めてのことだろう。水温の影響の大きさを改めて知らされた。
 唯一の収穫は制作したウキが思い通りに作れていたこと。息子も「これは使える」と絶賛していた。波には沈んだが、魚には一度も沈まなかったことが残念。まあ、次回には沈んでくれるだろう。
  平成24年2月4日  牟岐大島 ゾウノハナ
 息子の職場の釣り大会です。30名が参加で磯クジは5番、息子はゾウノハナに上がったらしい。だれもが絶好調の8番をと願っていたようだがクジだけは仕方ないし、牟岐方式の良いところだろう。
 朝8時、「どうだ釣れるか?」と電話を入れると「ゾウノハナ あかんわ  あっ ウキが消えた 来た来た」、と電話中に取り込んだのが44cmグレ。幸先良いスタートに気をよくしたらしいが後はさっぱり。10時に30cmを1匹追加したのと、正午頃に54cmキツを取り込んだだけらしい。しかしハリス1.25号で54cmのキツがよく取り込めたものだ。タモの中で針が外れたらしい。そうだろうな、そうでなければ取り込めるはずがない。それにしても1.25号ハリスの強さに改めて感心する。
 30名の参加で計量したのは10人くらい。キツは対象外で息子は3位だったそうです。釣れる磯が限られてきているのだろうか、ワキグレも見えだしたようだし、行きたいなあ 8番へ。
 節分や グレよりキツに 箸すすむ  この時期のキツの湯引きは絶品ですな。
  平成24年1月28日  牟岐大島 ゴマ
 なんとなくグレを釣りたくなったので牟岐大島です。上がった磯はゴマ。私が大島で上がりたくない磯のベスト3に入る。朝一ウキが沈むがハリス切れ。ウキが沈んだのはその1回だけ。あとは終日生命反応無し。潮は動かず10番まわりはどこも不調のようでした。こんな日もあるさ。次回に期待です。
 ベスト3の磯・・・潜行艇、ゴマ、カナワ(カナジを思い出し上見たら恐い)
  平成24年1月24日  牟岐大島 地富士
 今日は船内1番の重ちゃんが抽選場へ行きました。足取りも軽く戻ってきたのは7番。今年になって私の3度目の牟岐大島は3回とも7番クジとはこれ如何に。重ちゃんは「沖富士」へ、私は「地富士」。さて向かい合っての釣りですがどうでしょうか。
 天気予報は全くデタラメ。強風波浪注意報が出てるらしいけれど、大島は無風でほぼベタナギの状態。猛烈な寒気が南下してくるらしいので、寒さ対策にと下着を着込んできたのだが熱くて暑くて汗が滲み出てくる。これだけ予報が狂うのなら予報なんかしてくれるなと思ったりもする。
 それはそれとして、開始10分くらいでウキが沈む。ぐんと乗った重量感からただ者ではないのが分かる。最初の1匹、慎重に上げたのは48cm、これは大きいわ。続いてすぐに同サイズらしき重量感が、しかしこれは針ハズレ。続いてすぐにアタリが、これは勢い良く掛け切ってしまった。仕掛けを作り直してすぐにウキが沈む。ズンと乗る重量感、しかし竿が跳ね上がる。ハリスの真ん中で切れていた。仕掛けを作り直し。・・・・潮の高い絶好の時間帯にこれの繰り返し。連続5〜6匹のバラシ。キツではない、全てグレと思う。潮が低くなるとピタッと止まってしまった。午後に37cmを1匹追加したのみ。
 港に戻って船長さんの話を伺うと、「7番で数が出ないときは大型が来ている。50cmオーバーが混じっていたのは間違いない」。あーあ、大物対策にハリスを1.5号にしていたのに残念。2号の道糸から飛ばされたのも2回あった。道糸が朽ちていたようだ。いろんな面で対策が不十分だったようです。
 来週は赤十字病院で2泊3日のお泊まり。次回はもっと大物対策を考えてリベンジです。写真の48cmは私の県内新記録、これだけで充分かな。
  平成24年1月10日  牟岐大島 沖富士
 神戸のABAさんをお迎えし、重ちゃん、K師、私の4名での釣行です。今日は父の命日、昨年の今日、亡くなる数時間前の午前4時まで釣り談義をしたのが想い出されます。そんな父の導きもあったのか今日も沖富士です。昨日カブトに上がっていた息子は2匹、見ていると沖富士も芳しくない様子だったとのことで、7番周りは先日のような爆釣は望めないようです。
 しかし数投目でウキが沈む。グレが来た。30cmだが最初の1匹は嬉しい。この前と同じでコマセにグレが舞う。だが喰いはイマイチ、連続して来ない。しばらくしての2匹目はウキが消し込む。ズンと乗った重量感はただ者ではない。1.25号を信じてじっと締め込みに耐える。キツなら既に切られているだろ、これはグレだ。竿2本前をゆっくりと右に動いていく。グレ独特の動き、普通はここで止まり反転するのだがウキは見えないし寄ってこない。無理は出来ないので私も付いて移動する。沖富士を3分の2周した所でやっと止まった。ウキが見え、ガバッと浮き上がったのは47cmグレ。これは大きい、私の県内新記録だ。
 続いてすぐにアタリがある。これも大きい。寄ってこない。同じように右に動いて行く。しかし竿が跳ね上がる。ハリスの真ん中で切れていた。先程のやり取りで痛んでいたのだろう。惜しいけど仕方ないか。その後30cmクラスを3匹追加。9時の見回り船で5匹。先日の半分だが今日は大きいのがいるので気分は良い。
 潮が低くなるとアタリが無くなった。仕方ないので釣り座を沖向きに変更する。潮に乗せて流していたらウキが消し込む。30cmあまりのイサギ。ポツリポツリと釣れるが私はイサギ釣りは好まないので気合いは入っていない。ポチャンと仕掛けを投入し馴染むのを待っていたらウキが無い。変だなと思った瞬間ギューンプッツン。ヒラマサが回遊しているらしいので多分これだろう。1.25号で闘う相手ではない。
 午後釣り座を大島向きに戻る。潮が満ちに変わるとグレの姿が見え始めた。しかし喰ってこない。海が穏やか過ぎるのかなあ難しい。先日と同じで午後からは針ハズレが多くなる。喰い渋っているのだろう。納竿間際に1匹やっと来た。結果グレ6匹、イサギ4匹。まずまずの釣果かな。バッタリにいたK師もグレ6匹、カナワにいた二人は何とかグレの顔はみたもののサンタの猛攻撃に合い芳しくなかったようです。また次回に期待です。皆さんお世話になりました。
  平成24年1月6日  牟岐大島 沖富士
 釣行予定ではなかったのだが前日の釣果情報を聞き急遽釣行することにしました。それは「沖富士で21匹」という情報。そして幸運にもその沖富士へ上がることが出来ました。西からの風が磯周辺に白いワライを作っている。釣れる気配は充分。数投目にウキが沈む。グレがきた。スリムなVIP磯1.5号が美しい弧を描く。白い尾が見えたとき竿が跳ね上がる。ハリスは1.25号だが切られたのかと思ったら針ハズレ、最初の1匹なので格別に惜しい。これで終わりかなあと思ったりもする。
 だがそんな心配は必要なかった。コマセの中でグレが舞う。コマセを打ち過ぎないように気を付けながらほぼ入れ喰い状態が続く。9時の見回り船で10匹ゲット、このペースなら30匹は行きそうだ。そんなときリールの糸が絡み手元で切らざるを得なかった。最初から仕掛けを作り直しです。入れ喰いになっているときに気ばかりが焦る。やっと出来あがりエサを刺しているとウキがフジツボに絡んでいる。これも切らざるを得ない。また作り直し。落ち着こうとするのだが気は焦る。足場の悪い磯で頭もクラクラしてくる。
 ロスは何分あったか分からないけれど私には長い時間に感じた。戦闘再開・・・ん・・・グレが見えない。いやいる。底の方に時折見えるようだ。グレだろう。ウキ下を1.5ヒロから2.5ヒロに代えるとウキが消し込んだ。今までとは違う、ずんと重い手応え。浮き上がったのは38cmのグレ。今日の最大となった。
 潮が満ちに変わると朝ほどの入れ喰いはないがポツリポツリと釣れる。朝は28〜33cmクラスだったが35〜38cmと型が大きくなっている。群が代わったようだ。午後になると40cm超えが来そうな雰囲気になってくる。そんなときウキが入る。ずんと重い手応えに竿が大きく曲がる。ギューンと締め込まれ竿が跳ね上がる。1.25号を切られた。グレに間違いない。大物に備えてハリスを1.5号に代えるとアタリがピタッと止まってしまった。スーっと誘いをかけるとグンと竿に乗る。これはグレは近くにいるのだがハリスを見切られている証拠。それならと再び1.25号に戻す。瞬間ウキが消し込む。大島のグレは賢い。
 それから納竿まで途切れることなくグレのアタリが続く。ただ、ウキが沈むのだが乗らなかったり、ズンと乗った瞬間に針ハズレとが多くなる。喰い渋っているからだろう。エサトリは全くいないし釣れたらグレなのでこれらはグレに間違いない。
 キーパーバッカンは入居者が多くてその役割を果たしていない。しかしそれは嬉しいことだ。家に帰って数えてみると丁度20匹。私の大島での記録となりました。ハリス切れ2回、乗ってからの針ハズレ5回くらい、ウキが沈んでも乗らなかったのも5回くらい、そして入れ喰いの時のトラブルが無ければ・・・などと悔いが残ることもありましたが終日エサトリはいないし釣れたらグレという状況での釣りでした。こんな釣りはもう2度とないでしょうな。父の命日の4日前、一生の思い出となる一日でした。