平成20年6月4日  中林 高崎

 荒れ後の中林への釣行です。釣り客は16名、私はいつもの高崎は「ノエリ」へ上がる。那賀川の濁りの影響で海は笹濁りとなっているが、大した影響は無いだろう。しかし、コマセを撒くと無数の小さな赤い群が、これは何だ。ウキが消し込む。上がってきたのはアジ。5cmくらいのアジが一面にいる。コマセに群れるアジは次第に大きな塊となり、サシエサは一瞬でなくなる。あかーん ギブアップ。
 アジに混じってグレがコマセに浮き上がって来るのが見える。コマセを打つ位置を変え、アジを騙しながら何とか小さなグレが釣れるようになる。しかしこれは20cmに満たない放流サイズ。黙々とコマセと仕掛けを打ち込んでいると磯際でウキが綺麗に消し込んだ。ドンと乗った感触はグレ。根元から曲がるメガドライ1号竿が心地いい。上がってきたのは30cmグレ。嬉しいなあ。
 これから爆釣と思いきや、依然アジが邪魔をして釣りにならない。ギブアップで1時に納竿とする。小型のアジが湧く時期となれば中林磯も終わりのようだ。秋まで待つしかないだろう。20年度前半の最後に30cmグレを釣ったので磯に未練はない。いよいよ鮎に突入だ。

平成20年5月24-25日  沖の島 クロハエ 東のハナ

 息子の職場での釣り大会でした。場所は沖の島、クロハエと東のハナの釣りです。
1日目 クロハエ・・・・数年前に私と一緒に上がった磯。この日は一人で上がったらしい。朝9時過ぎに電話を入れると40cmクラスを交えて、イサギが良く釣れるらしい。食べて美味いが狙いはグレのためあまり歓迎されていない様子。クロハエでの朝釣りでイサギ17匹とグレ47cmを釣る。クチブトだが久しぶりのグレに嬉しかったらしい。午後からの夕釣りは三の瀬予定だったが波高で本島の地磯になったらしい。夕釣りはアタリ無しで初日は終了。
2日目 東のハナ・・・・この日は三の瀬のはずだが、大会参加者が多いので渡船は2隻使ったらしい。その関係からか、二並島の東のハナが当たったらしい。沖の島きってのと言うより、全国でも1,2を競うほど60cm尾長の多いところ。テレビで何度も放映されているように、コマセを撒けば無数の60cm尾長が下で舞う。息子も気合いを入れてこの尾長を狙ったがアタリ無しだったらしい。曰く「難しい」。鬼才M氏のように岩の日影を利用して釣ろうとしたが、夕釣りでなかったので岩の影は出来なかったようだ。東のハナのグレに遊ばれたけれど、狙いが60cmグレだっただけに面白かったとのこと。
 大会結果は、総重量と大物賞の2冠を勝ち取ったらしい。型の良いイサギと47cmグレ、申し分ない釣りだろう。この秋には私も行こう沖の島へ。

平成20年5月22日  中林 高崎

 柳の下のドジョウではないけれど。釣れた所へ行きたくなるのが人情というもの。そんなわけで今日は再び中林です。釣り客は13名。アジが好調の船磯、グレの型が良い燕バエ、皆さんそちらへ。高崎を選んだのは私だけ。と言うことで今日も高崎一人釣りです。
 今日は郷愁に浸っているわけにはいかない。何が何でもグレを釣る決意。開始早々グレが釣れる。これは一昨日のパターンと同じだが、後が続かない。9時くらいから潮が変わると、アタリはピタッと止まる。まあ、そんなもんでしょう。そう簡単にグレは釣れない。黙々とコマセを打ち、仕掛けを投入する。足元で巨大な魚が舞う。70cmはありそうだ。ほどなくウキが消し込み、ギューン、プッツン。70cmのコブダイと闘う仕掛けではない。グレはそこそこ、チヌも釣れたけれど一昨日のような釣りではありませんでした。これが普段の高崎でしょう。
 終了時に燕バエの結果を聞いてみると、朝一グレが数枚釣れただけで後は不調だったようです。午後から来た釣り人が30cmオーバーを2匹釣っていたのが目立った釣果のようでした。中林の磯釣りもシーズンオフに入りそうです。
 息子が職場の釣り大会で土日と沖の島2日釣りだそうです。この結果を掲載して平成20年度前半の磯釣り編は終了です。これからは安戸池の大会もあるし、なかなか鮎までは遠いです。

平成20年5月20日  中林 高崎

 釣行予定ではなかったけれど、朝7時、新聞を見ると中林でグレが釣れているらしい。それならと急いで準備をして中林へ向かう。と言っても我が家から渡船場まで10分少々。今日は台風4号の影響か釣り客は私一人らしい。「どこ行くで」との船長さん、「高崎」と決めている。昔懐かしい「高崎」の磯、父に連れられての磯遊び、磯釣り。それは私が小学生の頃、あれから50年の歳月が過ぎている。50年ぶりの磯、「高崎」は「ノエリ」に上がる。今でも「ノエリ」と呼んでいるのだろうか、それは知らないが、昔も今も「高崎」の最高磯であることは変わらないだろう。
 「ノエリ」の正面にはシモリ磯がある。中学生の頃、このシモリ磯でサザエ、アワビをとったことがある。周辺には無数のグレやイシダイがいた。水中銃でそれらを突くのが楽しかった。父の磯釣りは15歳の頃から、この「ノエリ」かららしい。このシモリ磯をアイゴの群が取り囲んだこともあるらしい。昔はオキアミは無く、近くの用水でモエビを採取する。私はその籠持ち。竹の5段籠に木クズに入れてモエビを活かしていた。父が釣りから帰ると、乾燥した芳しい磯の香りが5段籠から匂っていた。にこにこと微笑む父の前で蓋を開けると黒い大きなグレが籠一杯に入っていた。昭和30年ころの思い出。
 第1投からウキが沈む。グレ独特の上品な消し込み。昔は五三竹の竹竿だったが、今はメガドライ1号竿、綺麗な弧を描く。嬉しいなあ、グレだ、グレ、グレ、グレ子チャン、28cm。何回ボーズだったろう、9回かな、10回かな、まあいいや、ボーズ脱出だ。バンザイ。
 ウキ下は1ヒロ半、朝一から入れ食い。小型はリリース、23cm以上をキープすることにして結果は丁度30匹。メバル5匹も付録。30cmクラスは2匹でした。中林のグレとしては標準サイズらしい。昔、父が釣ってきたのを見ていたときはもっと大きかったように思うのだが。本当に大きかったのか、私が大きくなったのか、それは分からない。モエビを採取していた用水も昔は大きな川だったと思うのだが、今は小さい用水でしかない。
 「ノエリ」へは昔は地伝いに来ていた。干潮時に渡ってきた足場となる岩も同じ位置にある。あの割れに落ち込んだ記憶がある。小さな熱帯魚があの潮だまりにいつもいた。妹と一緒にタモで追いかけるのが楽しかった。潮が来て流されそうになるのを父の腕で支えてくれたこともある。50年の歳月に思わず涙してしまう。郷愁に浸った一日でした。

平成20年5月3日  佐喜浜 離岸提

 小型でもいいからグレを釣ろうと、いつもの3人で佐喜浜の離岸提へ釣行する。うねりが大きく海は濁り水。朝9時に釣り始めるが、エサトリの一つもいない。先客10名余りの人もアタリ無しらしい。生命反応のない海に嫌気がさし12時に納竿する。こんな早い納竿は初めて。帰りに魚屋さんに寄りトロカツオを買う。これが美味かった。
 本日もグレなし。どうも写真無しのまま今年の前半は終わりそうな予感がする。

平成20年4月22日  牟岐大島 マルバエ

 船内客5名のうち底物師2名、上物師3名。最近の大島はイシダイの大物が出ているので、どの船とも底物師が多い。船内クジは1番だったがあまり感激はない。磯クジは3番。またも3番。今年何回目の3番だろうか。沖ソエ、船着きへと底物師が上がり、私はマルバエへ。マルバエは好きな磯の一つ。沖ソエとの間が潮通しが良く、本流釣りが出来るので面白い。
 コマセを撒くと黄色いオセンみたいな魚が浮き上がってくる。名前は知らないが磯の嫌われ者。足元一面黄色いお花畑が展開する。花の下にグレが見える。30cmくらいの間違いなくグレの姿。だが、刺しエサが届かない。仕方ないので遠投してイサギ狙いに切り替える。ウキ下は6ヒロ、潮に乗せて流しているとグンと手応えがくる。イサギではなく20〜22cmのアジ。美味そうなのでアジ釣りに専念する。午前中30匹くらい釣り、ふと気が付くと足元にいた黄色い魚がいなくなっている。潮が満ちに入ったらどこかへ消えてしまったようだ。
 それならと足元の釣りに切り替え、コマセを撒いていると底の方で40〜50cmの魚影が見え始める。何だろう? 朝のグレとは違うようだ。10匹近くはいる。しかし喰ってこない。ハリス1.25に落としても喰わない。キツかなあ、グレみたいな気もするけど、ちょっと白っぽいなあ、やっぱりキツかなあ・・・・などと言いつつ、午後はこの魚に遊ばれてアタリ無し。
 本日もグレなし。どうも写真無しのまま今年の前半は終わりそうな予感がする。

平成20年4月15日  牟岐津島 大バエスベリ、ワレスベリ

 今日は朝夕通し釣りに挑戦する。平日なので釣り客は2〜3人と思いきや、なんと15人もいる。明日から天候が悪くなるので皆さん考えは同じのようだ。2隻に分かれて出船となる。船内クジは7人中5番、クジは弱い。磯クジは1番、好調のチョウセン、1番と降ろして私は、大バエスベリへ上がる。 5,6番周りへ行きたかったけれど仕方ない。
 で、大バエスベリは、エサトリの猛攻撃にあう。上層にはアカジャコ、下層にはオセンが真っ黒になるほど。何処へ投げてもこればかり。その上、時折アジが回ってきて入れ食い。手の施しようもなくアジ30匹をお持ち帰りとする。
 夕釣りはワレスベリへ移動する。ここにはエサトリは全くいない。磯によってこんなにも違うのかと驚きもする。白いサラシが沖へ払い出し、釣れる気配は充分。コマセを撒くと中層に黒い集団が、魚体は40〜50cm、中には60cmを超えるようなのもいる。キツの集団だ。とりあえず足元から様子見に流すと、ギューンとウキが消し込む。ドンと竿に乗るが一気に締め込まれプッツン。ハリス1.75で釣る魚ではない。2回切られたので磯際をやめ、サラシに載せて沖を狙う。ウキ下は1.5ヒロ。尾長が来るらしいのでタナは浅くとる。
 エサトリはいなく気持ちいいし、沖までキツはこないようだ。しばらくしてウキが消し込む。重い魚信が手元に伝わる。新調のインテッサが綺麗な弧を描く。しかし上がってきたのは50cm近いサンタ。2匹目もサンタ、3匹目もサンタ。沖はサンタのオンパレード。足元にはキツ。グレは何処へ行ったの? と言うことで夕日が山に落ちるころ納竿。
 午前7時から午後の6時まで11時間、疲れた。両スベリとも名の通り良く滑る。足が痛いと思ったら2ヶ所ほど赤くアザになっていた。磯で打ったのだろう。今までに何回も上がった磯だが、若い頃にはこんなアザは出来なかった。それだけ歳をとったのを痛感する。磯は行けるうちに行っておこうと思う。行けなくなれば安戸池が待っている。
 今回、釣れている磯は3〜6匹釣れていました。朝からの釣り客15名と昼からの客10名くらいで合計25名の中で、良い思いをしたのは3〜4名くらいか。今の時期、磯の選択によっては天国と地獄、毎日の情報が必要なようです。磯釣りは難しい。本日もグレなし、グレを釣るまで写真なし。

平成20年4月2日  牟岐津島 大バエオチ

 T氏と二人での津島です。磯は大バエオチ。前回に大バエ東で釣れたので今日はオチを選択する。・・・・・ 略。・・・・・納竿までの私の釣りは次の通り。
 取り込んだ魚、30〜40cmサンタ3匹、40cmゴンタ1匹。 切られた魚、多分キツ1回。針はずれ、多分アイゴ3回。ウキが入ったのに針掛かりしなかった魚、7回くらい。逃がしてあげた魚、20cmアジ2匹、60cmボラ1匹、、35cmキツ1匹、オセン5匹、チョウチョ2匹、赤ジャコ5匹、ベラ1匹、キビナゴ3匹。あーあ 疲れた。
 肝心のグレは? またも気配なし。いつになれば釣れることやら。サンタの洗いとゴンタの味噌漬けは絶品です。 グレを釣るまで写真なし。

平成20年3月26日  牟岐津島 大バエ東

 いつもの3人で室戸の予約はとってあったが、波高で様子見となっているとき、牟岐の船長さんより「大島8番で釣れ始めた 来ないかい」との電話が入った。産卵を終えたグレが釣れ始めたのだろうか。「行く行く」との二つ返事て、急遽大島への釣行となる。
 渡船客は13名。昨日は3人だったが今日は多い。皆さん情報をよく知っています。船内クジは5,8、11番。3人ともクジは弱い。磯クジは「1番」、あーあ、ダメだわ。ヤカタの空いているところへ5人、ナデ、ジョウギ、ミッチャなどへ降ろしたあと、「津島へ行くか」と暖かい船長さんの言。そんなわけで、我々3人は津島へ。こんな転身、長い釣り歴で初めての出来事。でも、嬉しいなあ、津島も昨日から釣れているんだ。
 O氏はチョウセン、私はT氏と一緒に大バエ東へ上がる。潮はゆっくりとした上り潮。エサトリのチョウチョが見え、なかなか良い雰囲気である。開始30分くらいでウキが消し込む。バシャッと水面へ飛び上がったのは50cmのスズキ。久しぶりの魚だし、まあ良しとしよう。
 足元から大島に向けて綺麗な払い出しができている。この払い出しに乗せて流すか、引かれ潮を狙うか迷うところだ。その合流点で来た。払い出しの中へウキが沈み込み、糸ふけと竿先を見ていると、糸ふけが走り、竿が引ったくられる。至極の瞬間だ。ドンと来た重量感で魚体が大きいのがわかる。ギューンと締め込むのを耐える。1回目、2回目の締め込みには耐えれたが、3回目の締め込みで竿が跳ね上がる。あーあ、駄目か。歯で切られたようだ。キツか石鯛か、いずれにしても、ハリス175で戦う相手ではないようだ。
 その後、二匹目のスズキを掛ける。これは70超の大物。取り込むまでに時間がかかりそうなので切ることにする。スズキは1匹あればいい。その後、2回ほどアタリがあったが2回ともハリ外れ。アイゴが釣れているようなので、アイゴかなあ。胴付き仕掛けで釣りたいところだが、フカセで通すことにする。
 正午前、リールに糸が絡んだので直しているとき、今まで見えてたウキが無い。波に沈んだのかなあと思って手元に眼を落とした瞬間、ドーンと竿が引ったくられる。瞬間プツン。秒殺、当然かな。道糸から跳ばされていた。しかし惜しいなあ。絡んだ糸を直して間もなく、またアタリがある。ウキを沈ませて釣っていたので、糸ふけが走り、手元にドスンと来る。竿先が水面に刺さるようになるのを、糸を少し出して竿を立てる。しかし止まらない。底へ底へと締めこまれ、竿が跳ね上がる。やはり無理かなあ。グレなら獲れると思うのだが、下手なのかなあ、悔しいなあ、難しいなあ。
 結局、ハリス切れ3回、ハリ外れ2回、ハリス切り1回で取り込めたのはスズキ1匹だけ。T氏はオチとの間を狙い、30cm尾長、35cmクチブトを1匹づつ。チョウセンのO氏は30cmクチブトを1匹。バラシは数回あったそうだ。 皆さん腕達者です。私はまたもグレボーズ。グレを釣るまで写真なし。
  平成20年3月7日  牟岐大島 象のハナなど

 今年4回目の釣行は大島へ。前夜電話を入れると「来ても釣れんでよ」とのこと。しかし私は行く。釣り客は10人。平日の吉野丸としては普通の人数かな。船内クジは2番、磯クジは3番。また3番、最近3回とも3番ばかりだ。嫌な予感がする。沖ソエへ2名降ろし、私は6番回りの「象のハナ」へ。
 海はベタナギ、青黒い海中に白いコマセがゆっくりと沈んでいく。何も現れない。エサは残る。生命反応は全くなし。これでは嫌になる。9時に磯代わり。佐本へ行きたかったが、主立ったポイントは釣り人がいるとのことで諦め、「センコウテイ」にする。ここも青黒い海中に静かにコマセが沈んでいくだけ。あーあ、今日もボーズだ。
 クーラーの中からお茶を取り出そうと身を屈めたとき、脇に抱えていた竿が身体から離れ海に転落。大変だ、買ってからまだ2回目なのよ、まだグレを釣っていないのよ、あー12万8千円が沈んで行く・・・・行かせてなるものか、そのためにタモを用意してあるんだ。無事インテッサを取り込んで一安心。今日の最初で最後のタモ使用でした。しかし穂先が20cmほど折れていた。この程度の損害は仕方ないか。
 午後から南よりのウネリが出始めたので「マルバエ」に移動する。沖ソエとの水道を速い下り潮が流れている。潮目に何かいるようだ。畳半分くらいの広さでピシャピシャと波立っている。湧きグレか、ウキ下を一ヒロにとり群れの中へ流し込む。エサが群れの中へ届くと同時にサッと波立たなくなる。ウキ、ハリス、エサを見切っているようだ。しばらくすると別の場所で波立つ。エサを投入すると消えてしまう。・・・・この繰り返しに飽きてきて普通の釣りに戻ることにする。
 しかし何も来ない。それではと、大きめのナマリをかまし、速い潮に乗せてウキを沈めていく。糸はどんどん出ていく。好きな本流釣りである。竜宮城まで沈んでいけとばかりに流していると、来た、グーンとした魚信、竿がしなる。大きくはないようだ。30cmイサギ、面倒なのでゴボウ抜きにする。続いて2匹目3匹目。これで終わり。あとは根掛かりばかり。
 産卵期のグレは釣りにくい。ヤカタ周辺でも湧きグレを釣っているようだ。しばらく大島は休憩にしよう。息子が沖の島か鵜来島の遠征を計画しているようなので、それに便乗しよう。グレを釣るまで写真なし。

平成20年2月11日  牟岐大島 地ソエ

 今年最初の釣行記だが、1月に2回ほど大島に釣行しているので、実際は今年3回目の釣行です。初釣りは「ナデ」。佐本は釣れているし、磯も良い。爆釣かと思ったがハリス切られ5回、ボーズに終わる。隣のエボシ、ウマノセが釣っていただけに悔しい。2回目は「沖ソエ」。息子と友人のI氏の3人で上がる。サンタの猛攻に遭い、全員がボーズ。
 そして3回目、前回に続いて3番回り、息子と二人で上がった磯は「地ソエ」でした。最近の状況では釣れているのは8〜11番まで。3番では期待は薄い。しかし今日は新調したインテッサG4の竿下ろしである。是が非でも釣らねばならない。
 潮は程よい上り潮、ウマノセの方に綺麗に流れている。息子はこの潮に乗せての流し釣り。私は引かれ潮で足元狙い。しばらくして息子の竿が曲がる。沖を流していると竿にがつんと来たらしい。いいなあ、本流釣りの醍醐味だわ。上がってきたのは30cmイサギ。まあ、良しとしよう。続いて2匹目も同型サイズのイサギ。そして3発目は強烈なアタリに1.5号を瞬時に切られる。何だろう、キツだろうな、グレなら獲れる。
 息子、4発目も瞬時に切られる。今年の大島はキツが多い。それも60cmクラスなので取り込むのは難しい。二日前の息子の職場の大会での優勝は56cmキツだったらしい。その前には息子も60cmキツで優勝している。これが来ているのだろう。大体がハリス1.5号で釣る魚ではない。
 私のも待望のアタリが来る。道糸がシュッと走り手元にズンと重い手応えが。至極の瞬間である。インテッサG4が綺麗な弧を描く。強い締め込みにもしっかりと胴でためている。初釣りに「ナデ」で使ったD社の1.5号竿とは雲泥の差だ。これは手元から曲がってしまい竿の弾力が無くなっていた。細糸が切れるのは当然だろう。と言うことでインテッサを購入した。使用感は全く違う。魚の感触が手元に伝わり、魚の引きを楽しめる。しかし、[地ソエ」は足元に根が張り出している。その根の向こうにウキが浮く。こら、そっちへ行くな、こっちへ来い、と言っても言うことを聞かない。そしてプツン。ハリスがザラザラになっていた。惜しいけど仕方ないか。
 その後はアタリ無しが続くも、息子に強烈なアタリが、必死で耐えるも切られてしまう。これもキツだろうな。私は50cm余りのゴン太君を釣る。味噌付けにすると絶品。酒の肴にもってこいだ。釣果はこれまで。またもグレボーズが続く。息子も今日で6回目のグレボーズらしい。釣りたいなあ、グレ子ちゃん。グレを釣るまで写真無し。