平成16年5月23日  香川県 安戸池

重ちゃんの情報によると安戸池は芳しくない模様でしたが、夢よもう一度と勇んで安戸池へ釣行しました。結果は
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父と二人、朝7時から午後4時まで   アタリなし アタリなし
 あ-あ 今日の一日は何だったんだろう。納竿30分前に筏の下で群れているグレと戯れる。5号竿、道糸はPE6号、ハリスは1号という極端な仕掛けに35,40cmグレが釣れたから許すとしましょうか。釣れている人はカンパチ数匹釣っているんだが、放流が少ないのだろう。
 安戸池はこれでしばらくお休み、来週からはいよいよ初鮎です。物部川へ行ってきます。


平成16年5月16日  香川県 安戸池

 物部川で今年の初鮎の予定でしたがダム放水により条件は良くないとの情報、御五神の磯も強い南風で不可能。それならと再び安戸池に釣行することにする。朝4時、先週と同じように外は雨、しかし今日は父を連れて勢いよく出発する。狙いはカンパチ、5号竿、PEライン、ハリス10号、針は14号、人間がぶら下がっても切れないだろう。5時20分安戸池到着、誰もいない、幸先良し一番乗りだ。
 雨の中、次々と到着する車に見覚えのある黒いCRV、重ちゃん登場です。今日は奥様同伴です。いくぶん緊張気味の重ちゃんと打ち合わせをして7時前に抽選が始まる。私は8番目くらいか、桟橋に入っていくと先行の皆さん全員が1号筏へ行っている。私も1号筏の予定だったが、誰も上がらない2号筏へ行くことにする。すぐ後から来ていた重ちゃんは1号筏へ、タイなら1号筏の方が良いと思われるので期待ができる。
 さあ、釣り開始、最初はエビのむき身で始める。すぐにウキが消し込むはずだが全くアタリがない。先週は朝一入れ食いだったそうだが、今日は状況が違うようだ。ウキ下をいろいろ変えながら探っていると竿1本の深さでアタリが出始める。先週より1ヒロ浅い。重ちゃんこれで苦戦をした模様だが、筏一つ離れているので気付かなかった。
 次第にタイが集まってきているのだろう、頻繁にアタリが出て結構面白い。しかし肝心のカンパチが来ない。隣でアジの生きエサで釣っている人も同じ。だがしばらくしてその人に強烈な締め込み、青物が来た。強引にやりとりして上がったのは70cmカンパチ、お見事です。その後タイばかり父と二人で20匹ほど釣ったとき、大騒ぎとなる出来事がおこった。
 2号筏の沖にあるイケスが開かれ放流が始まったのだ。ここはカンパチとヒラマサのイケスらしい。途端に竿が曲がる人続出、他の筏で釣っている人も集まってきて周辺は大騒ぎとなる。70cmカンパチ、80cmヒラマサの入れ食いが始まった。筏の上はバタバタと跳ねる魚を押さえている人、タモを構える人、竿を締め込まれて唸っている人、2本針にカンパチとヒラマサが喰って悲鳴をあげている人もいる。2号筏の我々は全員のタモ網を集め、助け合って取り込む。この連携はすごい。互いの声は聞こえないが、魚が浮いたら誰かがすくい、すくっては自分の竿に飛び付いている。まさに戦場と化した2号筏とその周辺の通路、通路でも釣れている。どの人もパニック状態。もう何が何やら解らない。
 父と私は? もちろん冷静でいられるはずはない。父の竿と私の竿が同時に曲がる。強烈な締め込みに必死で耐える。5号竿の半ばまで水中に没してしまう。竿はのされたまま、10号ハリスが必要なはずだ。竿尻を腹に宛い渾身の力で魚を浮かせると黄色みがかった魚体、カンパチだ。だれかがすくってくれた。ありがとう。父は? 「心臓が止まるわぁ」 と顔を真っ赤にして竿を水中に没したまま唸っている。筏の上で跳ねている魚をほっといて急いで私が竿を立てる助っ人に、竿を立て糸を手で抜いて魚を浮かせる。これもカンパチ。筏の上に座り込んでしまった父曰く「85歳になるけんど、こんなん初めて」。続いてすぐに私のウキが消し込む。これもカンパチ、魚体を浮かせるも手元の筏に潜られ切られてしまう。浮かせるのが早すぎた。
 何分続いたかは解らない、10分だろうか、15分だろうか。頭がぼーっとしている。この間に2号筏の人はカンパチ、ヒラマサを2〜4匹。父と私以外の皆さん慣れています。さすが常連です。その大騒ぎが静まると不思議なことに青物だけでなく、タイまでも全く喰わなくなった。タイは逃げたのだろうとは常連の皆さんの言。誰も何もアタリがない中、どういうわけか私にはカンパチのアタリが続いたのです。
 何も釣れなくなった午後、私には4回の青物のアタリがありました。うち取り込めたのは2匹。どれも70cm前後のカンパチでした。ただ、最後に来ていたのはヒラマサでしたが、筏の下に潜り込まれて切られてしまいました。80cmを超えていたように思うのだが、逃がした魚はいつもながら大きい。早く浮かしすぎて筏に潜られた。竿を水中に締め込まれても、そのまま魚が弱るまで耐えるのが秘訣、竿を立ててはいけない。普通の磯釣りとは逆の発想、そうしなければ筏での巨大な魚は取り込めない。魚を早く浮かせては筏に絡まってしまう。筏釣りも難しい。
 午後は私だけにアタリがあった理由。それは私だけが一本針だったからだと思います。他の皆さんは2本針、原因はこれしか考えられません。最後のヒラマサのアタリなんかはフナ釣りみたいなアタリ。細い棒ウキがほんの数センチ入り、すっと上がって来る。そっとウキを引いて誘いをかけるとまた数センチ入る。これを数回繰り返したあとゆっくりとウキが沈む。スレた魚を釣るには他の人と違った仕掛けが良いのかな。
 今日は偶然2号筏へ上がり、常連の皆さんとわいわい言いながらの釣りでした。常連の皆さんは今日放流があることを知っていたみたいです。それと今日はテレビの撮影に来ていました。大勢の撮影隊に囲まれたレポーターの女性も釣っていたようです。そのために放流したのかな。いずれにせよ、運も良く楽しい釣りでした。しかし疲れました。しばらくは休憩です。


平成16年5月9日  香川県 安戸池

 鮎を間近に控えてしばらく海釣りが出来ないので、今日は父を連れて香川県の安戸池へ釣行しました。数年前に一度行ったきりで今回は二回目。ここは管理釣り場だが広大な湾内は普通の筏釣りそのもの。ボ−ズの人も出るらしいが、最近の情報によると一人平均40cm前後のタイ20匹らしい。本当だろうか。
 朝4時に眼を覚ますが外は土砂降り。「こんな雨の中 ヤメ」と言って寝てしまう。続いて眼が覚めたのは7時前。雨は少し治まっている。「行こう」と車を走らせ安戸池へ。釣り場に着くと30名くらいの釣り人が、この雨の中、皆さん好きです。で、釣果を聞いてみると、なんと皆さんすでにスカリ満タン。ウソ-本当、朝一入れ喰いだったそうです。60〜70cmのハマチ、ヒラマサ、カンパチ、40cmタイをどの人も合わせて10匹平均。我々が行った時には喰いが止まった時だそう、あ-あ惜しい、あの時寝なければ良かったと悔やんでも遅い。
 しかし入れ食いとはいかないまでも、タイはぽつりぽつりと釣れ結構面白い。ハリス4号でごぼう抜き、筏の皆さんわいわい言いながら昼前には帰る人も。もちろんク−ラ−に入りきらないから。こんな釣りってあり? と思ったりもするが詮索はしない。ウキが消し込むと合わせる。それでタイが釣れている。私は37〜42cmを18匹、父は5匹。父は青物を狙ったりしていたからタイの数が伸びなかったようです。5号ハリスを2回切られていました。父も久しぶりの釣果に満面の笑み、ク−ラ−満タンになったので3時過ぎに納竿、タイの強い引きを堪能した一日でした。
 来週は 鮎です。


平成16年5月5日  牟岐津島 ワレ

 連休中に2回は磯へと思っていたのですが強風の毎日、結局釣行出来たのは5日の最終日だけとなりました。波がおさまっているとの予想でいつものT氏、O氏と一緒に津島へ釣行。釣り客は他に2名と少ないし、渡船も4隻。そりゃそうだろうなあ、昨日の強風を思えば津島は敬遠するわ。
 案の定、大きなウネリで使える磯は限られてしまう。我々はクレ石の船着きで様子を見ることにするが、エサトリのアカジャコの猛攻にギブアップ。潮も引いたのでワレに変わる。胴は波を被るが三角は大丈夫。T氏は三角に渡り26〜28cmグレをぽつりぽつりと釣り始める。胴の私は全く喰わない。「三角へ入らせて」と一緒に並んで釣り始めると、いきなりギュ−ンでプツッ。巨大なキツだろう。T氏も3回切られたらしい。オチと三角の水道は波で真っ白、洗濯機の中そのものだが、グレは小型だが時々釣れるから結構面白い。
 結果、T氏26〜28cmグレ8匹、私29cmグレ1匹(これが優勝)。クレ石に居座ったO氏は巨大キツの猛攻にあったそうでした。皆さん20cm前後の放流サイズグレ多数。小さいながらもグレの引きを堪能し、久しぶりの磯釣りを満喫した一日でした。が、本日は何故か写真を撮るの勢いもありませんでした。グレがもう少し大きければと悔やむことしきり。



平成16年4月5日  牟岐大島 ヒッツキ

 同僚4名で釣行。沖の島の予定が変更なって牟岐の大島へとなりました。今日はカゴ仕掛けのみ、イサギ狙いです。磯クジは8番、ヤカタ、ヒッツキ。普段なら大喜びのクジ、しかし今日は? まあ、噂には聞いていたけれど、クラゲが大島を取り囲んでいる。ヒッツキ、ヤカタはクラゲの群で餌が底に沈まない。もう、クラゲ、クラゲ、上層から下層まで、クラゲばかり。
 そんな中、唯一の釣果はOG氏のタカノハのみ。偶然釣れただけ。嫌気がさして大島から津島へ移動した人も曰く「津島もクラゲばかりだわ」。クラゲは風向によって移動するらしい。今日、唯一クラゲのいない場所、それは佐本回り、ナデ周辺、波立っていたのでクラゲはいなかったそうです。ナデの前、ヒッツキの沖で数万匹の湧きグレが乱舞し、見ているだけでも爽快でした。


平成16年3月31日  勝浦川の釣り師達?

 今年からお目見えした勝浦川の釣り師達です。こに時期、鮎の遡上に備えて鳥対策の一つだと思います。遠目には釣り人そっくりな人形です。非常に良くできていて、先日父と一緒にハイ釣りに行ったときなど、父は「鮎を釣っているのがおる」と言っていました。なかには座っている人形もいたりして、凝っているなあと感心していると、ハイを釣っている本物の人間でした。
 上流から下流までたくさんの人形が河原にいますが、その中での最高傑作はバイパス勝浦川橋の上下流にいる二人だと思います。この写真にはありませんが、今にも竿を投げようとしている躍動感に満ちた姿は、誰が見ても本物そっくり。渋滞した橋の上から眺めて癒される通勤者も多いと思います。
  勝浦川に鵜がいなくなったとの情報もあります。イナバでは近くで鳥が泳いでいましたが、それも愛嬌。いいですねえ、最高の企画です。勝浦川の新しい名物が出来たと思っていました。ところが昨日の大雨でダム放水、増水濁流でこの二人は行方不明になったようです。下流がそうですから、上流にいるこれらの写真の皆さんも行方不明になっているかも知れない。惜しい、残念、解禁日まで居て欲しかったのに。冥福を祈ります。


平成16年3月26日  北灘一文字

 磯でのグレが期待できないので、本日は父を連れて遠征。北灘の一文字で釣ることにしました。タイが確実に釣れる波止だが、昨夜の雨があがり、今日は北西の強風、何の遮蔽物のない波止では海に吹き飛ばされそう。80歳を超えた父と一緒に波止でゆっくりと釣る予定が大変な釣りとなりました。
 潮は風とは逆の上り潮、速い潮にもかかわらず、ウキはゆっくりと流れる程度。これではサシエとマキエは同調していない。案の定潮が変わるまでアタリ無し。昼前に潮が変わる。ゆっくりとした下り潮に乗りいい感じとなる。マキエも同調している。程なくウキが沈む。35cmのイシダイ。まあまあ良しとしよう。30分くらい経過、50m沖を流れていたウキが消し込む。ずんと重いアタリに竿がしなる。これはタイだ。ハリスは6号、心配ないはず。透明の海中に魚体が見えると嬉しさがこみ上げてくる。56cmタイでした。
 父に釣らせて上げたかったが仕方ない。今度は暖かい日にもう一度来ようと約束しました。写真は完全冬衣装の私、強風で吹き飛ばされそうでした。


平成16年3月23・24日  沖の島 東のハナ・二番の裏

 息子が沖の島へ釣行しました。初日は二並島は東のハナ、二日目は三の瀬の二番裏と。知る人ぞ知る沖の島きっての超一級磯での釣りとなったそうです。東のハナでは相変わらず巨大グレが見え、2号ハリスでは喰わず、1.5号にしたらギューンで一発、手に負えなかったとのことでした。東のハナでは47cm尾長グレ1匹。
 三の瀬の二番裏では朝一イサギが3匹釣れ快釣の気配だったようですが、後は喰い渋り、35〜45cm尾長グレを3匹だったようです。巨大なタマミが7〜8匹浮いてくるのだが喰わなかったそうです。
 グレは全て尾長だったので面白かったが、ハリスを何度も切られて悔しがっていました。次回は私の釣り、御五神へ行ってきます。


平成16年3月14日  御五神 寝床3番

 久しぶりの御五神、グレの期待は薄いがタイが有望なので釣行する。前回には5号の道糸から切られたので、今回は道糸をPEに変える。ハリスは5号、ワイヤーハリスにとも思ったが、カーボンの5号を切っていく魚はヒラマサかイシダイだろうと甘く見たのが失敗。見事に切られました。
 磯は寝床3番。仕掛けは胴付き3本針に1ヒロのハリス。合計4本のオキアミが垂直に透明の水中を流れる仕組み。コマセの役目も兼ねたこの仕掛けは今までに何度も大物を仕留めてきた。タイがいるなら釣れるはずだ。
 周囲の釣り人は退屈そう、グレの気配は全くなく、どこも竿が曲がらない。私も同じ、エサトリはいるのだがウキには反応無い。それはそうだろうな、拳大のウキに14号のタイ針だものな、ハゲやキタマクラを釣るのは無理だわ。
 9時を回ったころ、30m沖を流れていた拳大のウキがごぼっと消し込む。瞬間竿をあおるがいきなり竿をのされる、渾身の力を込めて竿を立てるも無理、ぐいぐいと引くパワーと重量感は、ヒラマサのパワーとは違うしアオブダイの重量感とも違う。前回切られたパワーより遙かに巨大。全体重をかけなければ耐えられない相手、これは私の初めて体験する魚だ。同時に5号ハリスで闘う相手ではない、この魚は獲れない。そう思ったとき、今まで底に向かっていた相手は横に走り出す。この魚のために新調したメガドライ3号竿が根元から曲がる。そして、ふっと軽くなる。反動で尻餅をついてしまった。
 カーボン5号ハリスの先が曲がって切れていた。歯で噛みきられたのではないようだ。向こうを向いた魚の歯に何度も抵抗して曲がったのだろう。すごいねえ、こんな切られ方したのは初めて。
  息子曰く、「ほれを獲らんと、あー 下手 下手」
  じい曰く、「お前はあかん 細ハリスを使いすぎる」
まあ、ヒラマサ2連発の息子や、5号ハリスを細いと言うじいさんの話は参考になるのやら、ならんのやら。来週再挑戦だ。今度はワイヤーハリスでどうかな?
 写真は御五神の全景。左から寝床1、2,3,4,5,6,7番、それに御五神本島。本島に隠れて見えないが、本島の向こうにはサステ回りの名磯群が目白押し。いつ見てもほれぼれする御五神です。  


平成16年2月24,25日  沖の島 大ナダレ、ノコバエ

 息子が沖の島へ。二日釣りの初日24日は大ナダレ。朝8時に電話を入れる。
  「どうだ 釣れるか?」
  「うん よう釣れるわ1時間でグレ5匹だ」
  「そうか」
と、今日は爆釣30匹だなと思っていると、なんとその後さっぱり釣れなかったらしい。 イサギとアイゴを追加しただけでした。水温が下がったのかなと言っていた。
 二日目25日はノコバエ、先週に良い釣りをしているので期待を持っての登礁となったが、 ここもさっぱり釣れない。午後の電話、
  「どうだ 釣ったか?」
  「あかん 引きに合わん 大きなグレが見えるんだが」
60を超える巨大グレが足下で舞っているらしいのだが喰わなかったそうだ。この日はノコバエでボーズ。 いつもいつもヒラマサが釣れるとはかぎらないですな。
 次回は3月、私も沖の島へ連れてって。


平成16年2月16,17日  沖の島 大バエ、ノコバエ

 息子が沖の島へ。二日釣りの初日16日は大バエでボーズだったらしい。終日引きに合わず、二日目のノコバエに 期待を寄せての釣りとなったようです。11時に電話を入れる。
  「どうだ 釣れるか?」
  「あかん グレが1匹と 今3号を切られた ヒラマサではないようだ」
  「あんまり期待は出来んわ」
だったが、12時過ぎにヒラマサが来たらしい。今日は最初からヒラマサ狙い、竿はインテッサG3の2号、道糸3号、ハリス3号と 息子なりには太仕掛け、これで80cmクラスは大丈夫と言う。その通り釣り上げるから大したものだ。この日、同行5人で 4回ほどヒラマサのアタリがあったが、獲れたのはこの1匹だけだったそうです。
 グレ5匹、ヒラマサ1匹の釣果、ノコバエ最高を連発していた。そりゃそうだろう、35年も前、お父さんの思い出の 磯なんだ。息子もこの磯にひかれている。今夜はヒラマサの刺身でノコバエ談義といきますか。


平成16年2月14日  勝浦川 春 うらら

  わっ 懐かしい 今どき 勝浦川はイナバです。うらら、うらら と、別にどこかの競馬ではないけど、今日の陽気に誘われて、うらら うらら で ハイ釣りでした。はい これだけです。  私は御五神の予定が、春一番で勝浦川に変更なりました。明日の夜からは息子が沖の島へ、狙いはメ−タ−クラスのヒラマサらしい。さあ、釣れるかな?


平成16年2月3日  沖の島 姫島

沖の島は三の瀬の予定で息子が釣行するが、強風のため姫島での釣りとなったらしい。朝9時に電話を入れると
 「どうだ 釣ったか?」 「あかん 全然釣れん」
でしたが、11時の電話では
 「グレ2時間で10匹 よう釣れるわ」 「ヒラマサが回ってるので それを釣る」
でした。ヒラマサに3号ハリスを3回切られたらしい。姫島の巨大ヒラマサは3号では無理でしょう。 御五神は水温14〜15度で絶不調、沖の島は水温18〜19度、さすが四国最南端、これからが最盛期です。


平成16年1月19日  沖の島 クワンバエ

 今日は息子が沖の島へ釣行。ノコバエ回りだが、お客さんが多いらしく、狙いのカガリバ、 ノコバエには上がれなかったらしい。昼頃電話を入れる。「どうだ 釣ったか?」「あかん 全然喰わん」 「磯はどこだ」「クワンバエ 名前からして クワン」「今日はボ−ズだ」とのことだったが、 写真の83cmヒラマサは電話のすぐ後に来たらしい。
 竿はがまかつインテッサG3・1.5号、道糸2号、ハリス2.25号、シモリ磯がなかったので獲れたのだろう。 面白い、楽しいを連発していました。そうだろうなあ、ふんふんと聞いてやるのも親の務め、私も行きたいなあ。


平成16年1月5日  御五神 寝床4番

 平成16年の初釣りは御五神です。今日は息子も同伴しての6名、桁外れの大漁情報が飛び交い、嫌が上でも期待を膨らませてくれる釣行となりました。渡船場に着くと車が少ない。そうだろうなあ、皆さん今日から仕事始めだ。何だか悪い気もするが(しないしない、するはずない)、それだから今日の日を初釣りに選んだ。釣り客は14名、2隻の船に8名、6名と別れる。なんと我々6名は1隻を独占してしまった。釣り歴長いけど、初めての出来事、1隻チャ−タ−での釣りとなったのです。
 抽選で私は息子と二人で寝床4番へ上がる。以前にグレの乱舞を見せつけられた磯だ。今日はどうだろうかと胸を膨らませて第1投、ウキが消し込む・・・・ん・・・変化なし。水温は16度と下がっているらしい。そのせいだろうか生命反応はない。いつ上げても餌が残っている。「今日はボ−ズの予感がする」と息子。「いや、まだまだ」と慰める私。
 潮は上ったり下がったりで一定しない緩い潮、これが原因だろうと思っていると、9時を回ったころ、下り潮の日なのに突然潮が激しく上り出す。以前に来たときの潮だ。「この潮で釣れる」と確信すると間もなく底の方でグレが見え始める、が、喰わない。どうして?・・・何でだろう?・・・それはスレてるからなのよ・・・毎日、毎日、グレも学習するんだよ。
 それならと、ハリス1.5号だ。御五神のグレ子ちゃんは見たことないだろう、いや見えないだろう。これでどうだ。とっても甘い誘惑だよ。途端にウキが消し込む。まだまだウブな御五神のグレ子チャン、マスタ−ドライが満月。40cm余りの茶色いグレ、尾長だ。続いて36cm、40cm口太と3連続。息子も1.5号に変えると竿を曲げている。38〜42cmくらいのが心地よく竿を曲げてくれる。そして潮が止まるとピタッと喰いが止まった。
 潮が下りに変わる途端、息子が悔しがっている。大物をバラしたらしい。1.5号で釣る魚と違うわ、と、ハリス2.5号に変える。私は切られるまで1.5号で通すつもり。潮に乗せて40m、竿がグ−ンとしなる。来た、細ハリスなので無理は出来ない。竿はマスタ−ドライ1.2号、ハリス1.5号で48cmまでは大丈夫実証済み、ゆっくりと上がってきたのは45cmだった。沖で掛けたから格別大きく感じたのだろう。ぽつぽつと釣れるがそれ以上の大物は来なかった。
 結果は私9匹、息子5匹。ほとんどがハリス1.5号での釣果でした。ハリス2.5号を使用していた時間の多かった息子の釣果が伸びませんでした。以前の寝床4番ではハリス1.2号まで落としての釣りで40cmが限界でしたが、今回は1.5号で喰ってきたので40cmオ−バ−も取り込むことが出来たようです。ハリス2.5号では極端に喰いが落ちる結果でした。終日2.5号で通していればボ−ズになっていたかも知れない日でした。  そんな御五神に誰がした? そう、みんな私達徳島の釣り師なの、牟岐大島の釣りを持ち込んだのが原因、阿波釣法、確かに素晴らしいけど、グレを釣りにくくした根源でもあります。昭和の40年ころ、御五神のグレは皆さん8号ハリスで釣っていました。私が5号ハリスで釣ろうとすると地元の釣り師には笑われ、船頭さんには怒られたものです。今と較べれば信じられない本当の話です。
 1匹長寸のミニ釣り大会「優勝者には渡船料をみんなで出してあげる」の賞品つき、優勝は菊地バエのハナレに登礁していたT氏の弟さんで46cm。第2位は私の45cm、3位はG氏の43.5cmでした。数はG氏11匹、私9匹、T氏の弟さん8匹、T氏5匹、息子5匹、O氏4匹の合計42匹でした。皆さん40cmオ−バ−を1〜4匹釣っていましたが、全体的には型が小さくなったようでした。
 何年ぶりかのグレブ−ムに沸いた御五神もそろそろグレ釣りも終焉、これからはタイとブリ釣りが始まります。グレ釣り師は徐々に南方に下がります。私は2〜4月は沖の島です。別名「風の島」、テレビドラマ「孤島の太陽」の舞台、四国最西端、期待に胸躍る沖の島の釣りが始まります。