平成13年5月13日 牟岐津島 来週からは鮎が始まるので、今シ−ズン最後の磯釣りに出かけました。同僚3名でもちろん津島へ。船内客は10名、そして船内クジはなんと10番。確率論は正しい、数学を専攻したのを悔やむだけ。だが、磯クジは4番、まだ運はある。同僚が3番クジを引いていたので1,2番の人がどこに上がるか、見ているとクレ石東と船着きへ上がる。ここは最近釣れているようだが、超一級磯「宮本」を敬遠する手はない。3番の我々にはありがたい、迷わず「宮本」へ登礁。潮はゆっくりと上り潮。水温20度、少し高いが、台風1号のウネリが程良いサラシを作り、条件は最高。そして、T氏の竿が満月に、37cmアイゴ。いるよアイゴが、私はフカセ釣りを止め胴付きの3本仕掛けに変える。すぐさま棒ウキが消し込み強烈な締め込み、竿はメガドライ2.5号、ハリスも2.5号。何でも来いの仕掛け。強烈な締め込みに耐え、一気に浮かすと40cmのアイゴ。思わず笑みが漏れる。私はアイゴ釣りが大好き人間。今日はこれを釣りに来た。10時に潮が変わるまで根に持ち込まれたり、針ハズレなどわいわい言いながらアイゴの引きを堪能しました。もうこれで磯に未練なく、鮎釣りに専念できそう。同僚のT氏は50cmチヌ、40cmグレを追加し、その後ヒラマサらしき強烈なアタリに道糸から切られる。県連盟チヌ釣りチャンピオンのO氏は50cmチヌと、さすが名人と言われる人達、きちんと魚を釣っている。彼らも来週からは鮎釣りへ転身。今日を最後に、冬まで磯は休止、これから楽しい鮎バトルが始まる。この番外編もしばらく休憩、鮎釣り編を期待して下さい。

平成13年5月4日 牟岐津島 荒れ後のアイゴ爆釣を期待して津島へ釣行、水温17.5度、釣れるはず。恒例の船内クジは14名中10番、確率論は正しい。そして磯クジは7番、あ-あ、今日の釣りは終わった。港に帰るわけにもいかず「象のハナ」へ。大島の同名磯なら良いが、津島のそれが良いのは形だけ。大島のよりも「象の鼻」らしい。で、第一投目よりウキが消し込むがアカジャコ。続いてアカジャコ、またアカジャコ。下にべったりとアカジャコばかり。30分でギブアップ、9時の磯変わりを待つことにする。磯変わりして「ワレ」の「ホ−ト−」へ、ここは上り潮が速い時は「スベリ」に向けて潮が横に走り、釣りにならないが、今日は上りか下りか解らないような潮、ウネリがあるなか、なんとか釣りになる。が、釣れない。「スベリ」は快調に釣っている。横目で羨ましげに見るだけ。そんなとき同行のT氏が47cmチヌを釣る。さすが名人。乗っ込みのシ−ズン、どの磯ともチヌが釣れているが私には釣れない。「今日もボ−ズか」とゆっくりと弁当を食べる。「磯で弁当を食べるようでは釣れない」とは私の持論。私は磯でほとんど弁当は食べない。その時間も惜しい、が、今日は別。午後も同じ、「スベリ」は快釣、「いいなあスベリは」。そして納竿の船が来る。「あ-あ疲れただけ」と竿を上げようとすると根掛かり、もう最悪。しかし、何か変、重い、引いている、魚が掛かっている。なんと、アイゴが喰っていた。船が待っている前でやっと釣ったアイゴでした。いや「釣った」でなく「釣れていた」でした。明後日6日、津島へ再挑戦、しかし期待薄ですな。

平成13年4月15日 牟岐津島 アイゴ爆釣を期待して津島へ釣行。恒例の船内クジは13名中2番、まだクジ運に見放されていない。そして磯クジは2番「大バエ」回り。1番クジの人が「大バエオチ」へ上がったので私は「大バエ東」へ、磯は最高、潮はゆっくりと上り、この条件は申し分ないが水温がなんと13.5度、1週間で極端な下がりよう、グレは冬眠しているよ。と言うことでグレなんか釣れるはずがない。アイゴもいないと思われるが、何かは釣れるかも知れないとの期待で、朝一から胴付き仕掛けで釣る。昨日は70cmタイが釣れたそうなのでタイに期待を寄せるがエサトリもいない。10時まで全くアタリなし。今日もボ−ズだなと思っていると潮が変わり、やっとウキが消し込む。ズンと重い引き、グレ、アイゴ、タイではない。横に走るがハマチでもない。何だいこの大きな魚はと思っていると63cmのボラでした。その後、ウキ下5ヒロで釣れるのは同型のボラばかり。2.5号ハリスを3回切られ、針ハズレは5回、釣り上げたボラは6匹、放流3匹で持ち帰ったのは写真の3匹でした。切られたのもハズレたのも全てボラだろうな。ボラ、ボラ、ボラの一日でした。重い引きに腕が痛くなった。津島もこれだけ水温が下がるとボラしか釣れないようです。磯釣りはしばらくお休み。鮎の針でもくくろう。

平成13年4月9日 桑野川 今日は二人の息子のブラックバス釣行記。場所は徳島県桑野川、ブラックバスの生息地としては有名で、かの西山氏もテレビの取材で訪れた川。清流と呼ぶにはほど遠い河川環境ですが、それがブラックバスに合っているのか、何しろ魚影は濃い。この日は上流での河川工事の影響で濁りがあり条件としては最高だったようです。兄はこのHPでも時々登場しているように、磯、鮎と何でもこなしますが、もともとはブラックバス派、バスプロをめざし、すでにテスタ−の仲間入りをしている。琵琶湖まで「レンジャ−ボ−ト」を牽引して行くほどの凝りようは父親譲りか。弟はブラックバスのみ、ときどきスズキも釣っているようだが兄には及ばないよう。この日は朝から快釣で楽しい釣りが出来たようでした。兄は10匹で写真のバスは51cm、クランクベイトで。弟は7匹で写真のバスは45cm、テキサスリグで釣ったそうです。私には仕掛けのことは解りませんが、今の桑野川はどんな仕掛けでも釣れるそうです。最近ブラックバスについていろいろ言われていますが、身近な釣りとしての地位を確保して欲しいと願っています。昔は現在の河川環境とは違い、水は清く、テトラポットもなく、岸辺の葦にはいろいろな魚が群れていました。学校から帰るとカバンを放り出して川に釣りに行ったものです。その思い出を作れない今の子供達からブラックバスを奪うと何が残るのでしょうか。塾通いだけで・・・・と続けたいのですが止めます。ブラックバスを釣る中で今の子供達は何かを得ている気がします。友人愛、兄弟愛、そして家族愛。教わらなくても自然に身に付いた宝物です。今日、二人の息子の釣り自慢を聞きながらの雑感でした。

平成13年4月4日 牟岐津島 大島か津島か迷ったのですが、波がなさそうなので津島に決める。渡船は3隻、さすがに少ない。ジャンケンで「ワレ」が当たる。船内客は11名。私は4番クジでしたが、今日はアイゴ釣りが目的なので一番最後に磯上がりするつもり。がら空きなので「ワレ」だけでなく、「宮本」「スズキ」と皆さん一級磯へ上がり放題。私もちょっと色気を出してグレ狙いで「スベリ裏」へ上がってみる。水温17.5度、速い上り潮、釣れるはずと「スベリ」の沖へ流すも全くアタリなし。グレはいないのか、9時まで「ワレ」周辺は竿が曲がらない。それならと9時に磯変わりして「アイゴ」狙いでサンゴ回りの「ウ」へ、第一投目からウキが消し込みカンカンと小気味よいアイゴの引き、今日はメガドライ2.5号、ハリスも2.5号。強引にゴボウ抜きしたのは35cm。思わず笑みがこぼれる。仕掛けは2号棒ウキに胴付き3本針、宇和海でのアイゴ仕掛け。アイゴがいるなら必ず釣れる。その通り、立て続けに6回掛け取り込んだのは3匹。その後散発的にアタリはあり退屈はしない、昼前からものすごい強風が吹き、ピタリとアタリがなくなる。結局納竿までに33〜37cmを5匹、バラシは4回、まあこんなものかなと思ったのですが、強風さえ吹かなければと悔やまれる日ではありましたな。他の皆さんもアイゴ主体の釣果でした。私はアイゴ釣りが大好き、津島もアイゴシ−ズンに入ってきたようです。

平成13年3月28日 牟岐大島 3日目、最終日は津島の予定でしたが、南風が吹くとの予想と大島への釣り客が2名と言うことで大島行きの船に乗る。釣り客4名、こんな日も珍しい。そして磯クジは、なんと8番、8番ですよ、夢にまで見た大島8番、もう最高。さあ「ヒッツキ」か「ヤカタ」、釣り客4名で贅沢この上ない選択、もう二度とないだろうなと4人で言いつつ船内1番クジの人は二人で「ヤカタ東」へ、私は息子と二人で「ヒッツキ」へ。そしてコマセを撒くと、いるいるグレが集団で。グレ子ちゃんやっと会えるよ、ハ−レムはここにあった。と思ったのもつかの間、マキエは拾うのだが喰ってくれない。ハリス1.5号、ウキ下2ヒロにしてやっと息子のウキが消し込む。36cmグレ、グレを見るのは何日ぶりだろう、重ちゃんの言葉を借りれば「グレってこんな姿だったのだ」、そして息子は立て続けに合計4匹、バラシ2回、私には喰わない。クリスマスでもないのにサンタばかり、3ヒロでは深すぎるか、「ウキ下が深すぎる2ヒロだ」息子が自慢げにアドバイスをするのも楽しい。そんな時ワキグレの集団が足下に群れる。20m四方グレばかり、まるでグレの絨毯、数百匹いや千匹を超えているかも。こんなのに遭遇出来るなんて、さすが「ヒッツキ」。しかし釣れない。「見えるグレは釣れない」「グレは見て釣れ」いったいどちらなの。そのとき、やっと私のウキが消し込む。今日はメガドライ1号、心地よく満月になる。34cmグレ、色がブル−、ワキグレが喰った。これでボ−ズ街道から抜けたと思うと嬉しさがこみ上げてくる。しかし9時過ぎに潮が下りに変わるとピタッと喰いは止まりそれまで。南風が出て1時の納竿でしたが最終日にしてなんとかグレが釣れたこと、「ヒッツキ」に上がれたこと、それだけで満足。楽しい3日間でした。写真右下はおなじみサンタです。

平成13年3月27日 牟岐津島 2日目、昨日の波はまだ残り、早朝の満潮時には低い磯へは上がれない。船クジ11名中、5人で5,7,8,9,10番とはお粗末、磯は4番。二日酔いもあり無理をして上がらず、クレ石船付きで潮が引くまで待つことにする。そして9時、「宮本」へ上がる。波をかぶりずぶ濡れになるが我慢、我慢。隣の「ワレ」は良く竿を曲げているが「宮本」は釣れない。昨日の事もありハリス2号にしているせいかと思っていると竿がひったくられる強烈なアタリ。メガドライ1.7号が満月になる。グレなら50cm間違いなし、ところが魚は沖へ走る。グレではない、ハマチか。数分のやりとりのうち水中に魚体が、白く大きい、「メジロ」クラス。姿は見えるのだが浮かない。それもそのはず「ヒラマサ」でした。63cmと小政だったので2号ハリスで獲れたのだと思う。その後息子にも強烈なアタリ、ヒラマサかと思う瞬間針ハズレ、またも残念。その後全くアタリなしで今日もグレボ−ズでした。しかしヒラマサを釣ったから良しとしよう。明日3日目があるさ。

平成13年3月26日 大島津島 3日釣りの初日、昨日の低気圧の通過で波が残り津島は釣り場がない。急遽大島へ転身するが磯クジは14番「カイナゲ」。ここも波が高く一級磯へは上がれず「高橋」へ。水温16度と低くここではエサトリもいない。仕方ないとあきらめかけていた時、船頭が「津島に帰ろう」との声。「やっぱり古巣がいい」などと言いながら津島に戻ったのは9時、早朝より波は幾分おさまり何とかやれそう。津島は水温17.5度、これなら大丈夫、で「朝鮮」へ。沖へ沖へといい潮を取るのだが魚は釣れない。少し荒れ過ぎか、そんな時息子のウキが消し込む。かなりの大物のようだが針ハズレ、残念。そして私のウキが消し込み一瞬にしてハリス切れ。1.5号ハリスで釣る魚ではないと反省するも後が続かず、今日はそれだけでした。初日は海が荒れていたので仕方ないと、後は同行5名で宴会。「海賊料理」で大いに語り酔う。

平成13年3月19日 牟岐津島 津島が好調とのことで勇んで釣行しました。快晴、ほぼ無風、波高1.5m、水温16.5度。条件は決して良くないが上がる磯さえ良ければと何とかなるとの思いで朝7時いつもの船クジ、なんと11名中7番。予想通りクジ運も尽きた。同僚と息子4名が4,5,6,7番とはお粗末。磯クジは1番、どうでしょう。船クジ1番の人が「1番」へ1人、2番の人が3人で「朝鮮」へ上がる。それならと同僚2名を「1番」に勧め。私は息子と「三角」に決める。「1番」に上がった同僚の「県チヌ釣りチャンピオン」O氏がいきなり45cmグレをゲット。さすが名人。幸先良いが潮が動かない。「三角」も上り潮がとれば釣れるのだがこの潮では釣れない。そんなとき、9時の磯変わりで「宮本」が空いたからどうか、と船頭の指示。急いで息子と二人で「宮本」へ。こんな超一級磯、9時に磯変わりする人の気が知れないが、我々にとってはありがたい、感謝、感謝。で釣り始めるといきなり38cmアイゴ、新調のメガドライ1.7号で簡単に浮いてくる。続いて息子が30cmグレ、そして息子に強烈なアタリ。息子の「一徹」1.5号が根元から曲がっている。「宮本」には右に根がある、そこへ持ち込まれたらと思っているとそこへ、プツン。あ-あ、50cmグレ間違いなし、残念、逃がした魚はいつもながら大きい。その後二人でそれぞれ数回掛けるが全て針ハズレ、これらはアイゴだろうな。「宮本」とは言え、潮が動かなければ釣れない。私はまた重ちゃんと同じく「グレボ−ズ」でした。写真は牟岐港を出たすぐの風景、向こうに見えるのは大島です。このあとデジカメが故障し魚の写真は撮れませんでした。久しぶりの磯釣りでしたので満足にしておこう。

平成13年3月12日 那賀川金石 息子は宍喰磯へ釣りに行くがキツ1匹だそうで、グレボ−ズ。水温の低下で県南の磯も状況は芳しくない。私は夕方2時間ほど那賀川の金石でハイ釣りとなりました。一ヒロ以上での深さでは喰いは悪く、30〜50cmの浅場で何とか釣れました。この金石も水量が少なく、往年の面影は無くなっています。テトラの中には無数のハイがいます。一雨あるか水温が上がればテトラから出て釣れるのにと思ったことでした。雨と言えば今年も渇水が続いている。稚鮎は登ってくるのだろうか、心配しても仕方ないので来週は牟岐の津島へグレ釣りと決めました。1匹でも釣れれば良しとします。

平成13年2月27日 秘密の場所 息子が仕事を終え家に戻ってから「ちょっと釣りに」と言うので、私以上に「・・バカ」と思いきや、何と釣ってきた。24cmメバル、16〜24cmガガネを写真のように。この間わずか2時間。それも私は知らないが「ワ−ム」とか言う疑似餌だって。誰も釣らない釣り場なんです、そこで釣る?。もともとバス釣りで鍛えている息子の技、「こんなの釣るのは簡単」だって。同行のS氏は42cmのクロソイを釣ったそうです。これにはさすがの息子もビックリ、「こんなのがいるか? 我が家の近くに」と驚いたのは父でした。「なんでエサで釣らなんだ」とは私の弁、息子曰く「エサなら誰でも釣れる」だって。まいったな、昔の私と同じだ。既製の釣りにこだわらない釣り、息子はそれを開拓している。刺身を食べながら「釣りは面白い」と言った息子の言葉が印象に残りました。さすが「プロだな」とは私の印象。

平成13年2月26日 那賀川 金石 今日は父と息子がハイ釣りに那賀川へ釣行。最近の若い人はハイ釣りをしないようだが、我が家の親子孫3代は何の釣りでも大好き一家。私はハイ釣りは毛針で釣るのが好きなのだが、今は水温が低いので毛針では喰いが悪い。そこで二人はネリエによるエサ釣りとなった模様。那賀川にはいくつかのハイのポイントがあるが、金石(きんせき)はハイの越冬場所となっているようで、山の陰になり暖かく、真冬でもコンスタントにハイが釣れるので人気がある。この日も昼から写真のように60匹ぐらい釣って帰っていた。やはり夕方が良かったようで、型の良いのが入れ喰いとなったようです。今のハイは素焼きにするかカラアゲにすると最高に旨い、また酒が進みそう。

平成13年2月19日 牟岐津島 今日は息子が釣行。船内14名で息子はなんと1番クジ、磯クジは5番。確率論を疑いたくなるような最近のクジ、5〜6年分の幸運を一気に引き当てている計算になる。確率論が正しければ、これからの5〜6年間はクジ運に見放されることになるだろう。それはそれとして、先日「スベリ」で息子はボ−ズだったので「ワレオチ」に上がる。水温17.5度でゆっくりとした上り潮。登礁して間もなく心地よいグレのアタリ、38cmの引きを楽しむが後が続かず、グレはこの1匹に終わる。ただ、グレは見えるのだが喰わないとのこと、津島も難しくなってきている。これからは爆釣は望めないだろう。2号ハリスを一気に切られたのが2回あったそうな、歯で綺麗に噛み切られていたのでグレやキツではない模様。羽子板の引きとは違い、重い加重がずんと掛かると切れていた。イシダイか青ブダイか、いずれにしても巨大魚には間違いないとのことでした。私は最近そんな引きは全くなし。切られても良いから体験してみたい。来週はやはり津島だな。

平成13年2月18日 牟岐大島 同僚4名で牟岐大島への釣行です。日曜日とあって釣り客は16名、恒例の船内クジはなんと、またも1番。年末より3回連続で1番クジを引いたことになる。何たる強運、にやにやしながら頭に中には「ヒッツキ」「ヤカタ」「大バエ」などの名磯がちらつく。渡船は15隻、白クジはない、ところが磯クジを引いてがっくり、17番、強運もこれで尽きた。同船の皆さんごめんなさい。「桃オチ」一応は一級磯だが何しろ裏磯、爆釣の期待はない。まあグレの2〜3匹釣れれば良いかと思って釣り始めるが、エサ取りの猛攻に四苦八苦。時々釣れるのは小型のイサギと「オキハゲ」別名「羽子板」。薄切りにしてポン酢で食べると旨いので1匹だけ持ち帰る。大物のアタリは全くなく、静かな一日でした。他の同僚もよく似た釣果。まあ裏磯だから仕方ないとしても、せっかくの1番クジが惜しかった。残念だが仕方ない。次は津島でまた1番クジを引こうっと。

平成13年2月12日 牟岐津島 今日は私と息子と同僚2名、計4名での釣行、朝7時恒例の船内抽選、釣り客は13名、連休なのでこんなものだろう。クジを引くと、なんと、なんとまた、1番クジ。笑みがもれるのは釣り師の性。そして渡船は7隻、白クジはない。その磯クジは5番。もう天にも昇る気持ち。さあ「ワレオチ」か「ワレスベリ」か贅沢な選択、「オチ」はこの前上がったので、久しぶりの「スベリ」に決める。水温18度、速い上り潮。はやる気持ちを抑え、第1投、とたんにウキが消し込む。うそ-、本当、他の渡船はまだ釣り客を降ろしている。今年最初のグレは33cmの丸々と超えたグレ、風邪気味だったが、いっぺんに元気になる。そして数分後、またもウキが消える。今度も同型、続いて3匹目、これは36cm。そして竿をひったくる強烈なアタリ、メガドライが満月になる。グレなら50cm間違いない。そのための2号ハリスだ、と思うと魚は一気に沖へ、グレではなかった。52cmのハマチでした。でも嬉しい、何たって私だけ釣れているのだから。その後すぐにまたもや30cmグレ。時計は8時丁度、まだ1時間も経っていない。今日この調子ならク−ラ−満タンと思ったのが運の尽き。その後全く釣れず結局は納竿までゼロ匹でした。朝1時間だけの勝負でした。隣の息子はその間ポイントが掴めずゼロ匹に終わりました。他の「ワレ磯」は「オチ」で3匹、「スベリ裏」で1匹、「三角」で1匹、どれも40cmオ−バ−のグレでした。他のポイントはアイゴを数匹ずつの釣果のようでした。「スベリ」にしては貧果に終わりましたが、今年の初グレを堪能出来た一日でした。息子は? この前「宮本」で良い思いをしているから今日は父の日ですって。負け惜しみだな。

平成13年2月5-6日 高知県沖の島 またも息子の釣行記です。私が沖の島へ最初に行ったのは、昭和43年のことでした。ちょうど城辺のグレブ−ムの真っただ中、ノコバエでイシダイを狙っていると、反対側で徳島の釣り師が60cmグレを面白いように釣っていました。姫島では16号ハリス(ワイヤ−でなくナイロンを使っていました)を切られ、大小島ではイシダイに身体ごと海に引きずり込まれた記憶があります。33年も前の昔のことです。その沖の島へ息子が釣行。感慨深いものがあります。で、息子の初日は姫島。いきなり3号ハリスを引きちぎられ、続いて掛けると何とか魚が止まり、やりとりの末、水中に見える魚体は1m近く、白く細長い。ヒラマサと思ったそうだがガバッと浮いた魚は・・・なんと・・・サメ。水温が高い証拠か。その後何度か切られたそうだが、全部がサメではない様子。シマアジか青物も混じっていたようだが、3号ハリスで釣る魚ではないとのこと。二日目は海が荒れ、大小島の陰で釣ったようです。足下には30〜35cmのグレがうようよしている、しかし、3号ハリスでは喰わないとのことでしたが4匹だけ間違って釣れたようです。1.5号ハリスなら入れ喰いだったかもと残念がっていました。狙いは50cmグレ、釣り師なら1.5号に落とせない。難しい選択です。ここでも何回か3号ハリスを切られたとのこと、これはイシダイか青ブダイか沖に走ったのは青物かと言っていました。持ち帰った魚は少なかったが結構楽しんできたようでした。羨ましい。

平成13年1月22日 牟岐津島 今日も息子の釣行記。牟岐の津島へ一人で釣行。土日と海が荒れ、潮は速い上り潮、水温は19度、釣れる条件は最高、今日釣れなくていつ釣れる。船内クジは14名で6番とのこと、息子もクジ運が悪い。磯は絶好の2番クジ、「大バエ」の一級磯はクジの良い人が上がったので、息子は周囲を見渡すと何と「宮本」が空いている。迷わずここへ。第一投目からウキが消し込み36cmグレをゲット。9時過ぎに電話を入れると5匹釣り3回バラシ、3号ハリスを切られたと悔しがっていた。この時点で今日の最大47cmグレを釣っていた。強い北西の風で釣りにくかったとのこと。グレを釣る度にハリスはザラザラになっているほどここ「宮本」は取り込みにくい。ハリスは2号、3号も同じらしい。根ズレで切れてしまう模様。その後はあまり釣れなくて納竿では47cm、40cm、38cm・・・と型の良いグレを7匹、アイゴ1匹、合計5回バラシ、しかし、最近では良い釣果だろう。羨ましいなあ。実は昨日の21日、私は津島への釣行予定でしたが、朝ウネリが残り津島は無理だろうと思って中止しました。案の定、朝磯上がり出来ずに大島へ転身したそうです。大島は大会が入っており満杯、また白クジを引くところでした。それだけに今日の息子の釣りに期待していました。「宮本」へは一人で上がったそうな、私が休みをとり二人で上がっていればと思うが後の祭り、来週の日曜日に期待しよう。息子の自慢話を聞きながらグレの刺身で飲む酒はいつもながら旨い。

平成13年1月15日 徳島県宍喰 今日は息子の釣行記。牟岐の津島への釣行予定が、定休日と言うことで宍喰へ変更。「朝3時に起こしてよ」との言葉通り、朝3時に起きると息子は既に起きている。「釣り師の資格有り、やはり蛙の子」と思いながら外を見ると雪で一面真っ白。「大丈夫か この雪」と父親は心配するが何とか宍喰へ行った模様。釣り客10名ほど、さすが阿波の釣り師、こんな雪でもちゃんと出航時間に来ているとは息子の言葉。初めての宍喰磯なので船頭の言うとおり「中マメ」とかいう磯に上がったそうです。湾の中の池のようなポイントだが、水面には「ウスバハゲ」別名「羽子板」、下にはグレと魚影は濃かったとのこと。でもグレのアタリは小さく、ウキがもぞもぞとなる程度、低水温では喰い渋っている。で、30〜33cmを3匹。まあこんなものか、しかし羨ましい。私はグレボ−ズが続いている。息子の釣ったグレの刺身は格別に旨い。また酒が進む。今夜テレビで「大間のマグロ一本釣り」を放映していた。私は若いとき、伊島沖であのようなマグロのジャンプに遭遇したことがある。遠くに見えるナブラ、そしてジャンプする見たこともないような巨大な魚、その数分後、サワラを釣るために船の両舷から出していたモウソウ竹の一本が、バキッと言う音とともに一瞬にして根元から折られた。誰も信用してくれなかったが私はその魚はマグロだったと思っている。1mのサワラでもその竿は折られたことはなかったのだ。そのときの光景が蘇り、感動の連続でした。その番組の中での言葉「切られた、逃がしたは自慢にならない、釣り上げてなんぼじゃ」、まさに名言、耳が痛い。

平成13年1月8日 牟岐大島 いつもの吉野丸は釣り客3名、夢みたいと思ったのは出船時だけ。昨夜の低気圧の通過で波が残るが、今日は晴れ。その後の北西風で波は治まるとの予想でした。しかし甘かった。残っている波は? 波高は3〜4mくらい、天気予報の通り。ところが波長は50mくらいで異常に長い、大きなうねりはまるで土用波、これはすぐには治まらない。読みを間違えた。「シラゲ」は水を吹き上げ、「クレ石東」は「宮本」からの押し上げ波で遙か上まで水しぶきを上げている。「大バエ」は近寄るのも恐ろしい。「津島は無理だわ」との船頭の言葉で大島へ転身する。船内クジは? 引く必要なし、3名しかいないから。こんな日、私たち親子以外に来ている人も1名いる。大島は12隻、表回りは2番まで、「タワラ」が使えないほどの波も珍しい。磯の白クジは3つ、なんと吉野丸代表の我が息子は、その白クジを引いてきた。「白クジを引いたら港へ帰ろう」と船頭は言っていたが。「また津島大島遊覧?」と先日の光景が頭をよぎる。しかし、僚船の第十八吉野丸が18番を引いていたので、その後に磯上がり。場所は「桃の地」の手前の無名磯みたい、もちろん初めて。で、釣り始めるがアカジャコばかり。荒れているので白いサラシが沖に出ていい感じなのですがグレはいない。途中、昼寝を交えて納竿。またボ−ズでした。書くことはありません。無名磯での息子の写真でもどうぞ、退屈そうですね、この前のクレ石東とは大違い。ああ、グレ子ちゃん、いつになったら会えるの。

平成13年1月6日 高知県佐喜浜 牟岐津島への予定でしたが都合で行けなくなりキャンセル、急遽イカ釣りとなりました。古牟岐、日和佐は釣れていないとのことで、最初、那左湾へ行ってみました。釣り人は5名ほど。岸壁から見るとイカの姿が時々見えるのですが、どうしたわけか餌のアジに喰ってくれない。2時間ほどアジを泳がすが気配なし、他の皆さんも同様。仕方なく那佐湾をあきらめ、室戸を目指して南下する。高知県に入り、甲浦、野根と好釣り場が続くが、ポイントと思われる場所にはすべて先客がいる。佐喜浜に来ると長い海岸に数十名の釣り人の列、すべてイカ釣り。ここなら釣れそうと車を止め、釣り始める。ウキ下一ヒロ半の渚釣り。釣り始めてすぐにウキが消える。これは快釣と思ったが針掛かりせずバラシ。何となく釣れる気配なのですが後は全くアタリなし。3時間ほど粘るが陽も傾いたので納竿とする。近くの人は終日で3匹とのこと、釣れていない。イカシ−ズンも終わりかもしれない。室戸の綺麗な海の写真をと思ったのですが、カメラを忘れて、帰りに買った高知名物「文旦」でお許しを。年が明けての釣りは思わしくない。来週8日は息子と二人で牟岐の津島の予定、次はグレの写真を掲載するよ。

平成13年1月2日 日和佐沖 元旦の酒が残り頭の中はガンガン瀬「釣りにでも行けば治るのに」などと思いながらコタツに潜っていると、旧友より「日和佐沖へイカ釣りに行こう」との電話。「渡りに船」とはこのこと。午後、生きアジを持って早速日和佐沖への釣行となりました。船釣りは15年ぶりかも、風波の中を疾走する船で二日酔いはいっぺんに消える。陽が高いのでアジの泳がせから始める。最初「王瀬」周辺で釣るが気配なし、「通り岩」近くへ変わって初めてウキが消える。ズンと重い手応えは波止のイカとは違った大きさ、2号竿が満月になる。と、その時ふっと軽くなる、「しまった針外れ」。逃がした魚は相変わらず大きい。しばらくしてまたウキが消えるがこれは胴長20cmの小型、続いてまた同クラス。その後ピタッとアタリが止まり陽も傾いてきたので「餌木」に変える。これは全くアタリなしでしたが、初釣りは久しぶりの船釣り、小型イカ2匹に終わりましたが気分は爽快でした。そう言えば今日私の54回目の誕生日でした。