平成13年12月26日 菰淵  三日目は八幡浜の予定でしたが、大荒れなので磯渡しは中止とのこと。菰淵と武者泊が出るようなのだが、近くの菰淵に決める。礒は「黒島5番」強風のなか、岩陰に身を潜めての釣りとなる。ほどなく私のウキが消し込む。強い締め込みに耐え、ウキが見えるとプツンと切られる。キツかも知れないが、1.7号ハリスで取り込める魚ではなかった。昨日優勝のTN氏も2回ハリス切れ。ハリスを2号に代え大物に備えるが、風がますます強くなり礒代わりを余儀なくされる。天候だけは仕方ない。
「大ウルシ」へ変わるが、ここは無風で池のよう。潮は動かずコマセを撒くと無数のエサトリ、こんなポイントでグレが釣れるはずがない。案の定、1時間あまり何も釣れない。昼の見回り船で帰ろうか、今回の釣りはこれで終わった。それまで、仕方ないのでアイゴでも釣ろうと、仕掛けを胴付き3本針に代えたとたん、棒ウキが消し込む。アイゴとは違う強い引き、一体なんだろうと思うと、これがなんと35cmグレ、嘘- 本当だ、信じられない、胴付き仕掛けでグレなんて。
隣で釣っている他の3人はフカセ釣りで全くアタリなし、私の胴付き仕掛けにはグレが入れ食い、笑いが止まらない。菰淵のグレ子チャンはウブなのかスレてるのか理解に苦しむ。TA氏も胴付き仕掛けに変えるとすぐに30cmグレ、もう、嘘みたい。それからは、みんなでワイワイ言いながら30〜38cmグレの爆釣を楽しむ。皆さんク−ラ−満タンでしたが、ここでもTN氏、42cmグレを釣る、すごいの一言に尽きる。
で、3日釣りを終了。グレボ−ズ街道を脱出できたし、同行の皆さんも爆釣を楽しんだし、申し分ない。ただ一人、まだボ−ズ街道の中にいる人がいる、それは息子。年明けに一緒に御五神へ行こうかと計画を練っている。  

平成13年12月25日 御五神  二日目は同僚4名で愛媛県御五神へ、大島から帰ったすぐだが遠征となると、疲れもふっとぶ。平日とあってか、渡船は4隻、広い御五神はがら空き。しかし天気が荒れ模様なので、小さい礒へは上がれない。私とO氏は「高場」へ、二人ともグレボ−ズ街道にどっぷりと浸かっている。O氏が2投目で30cmグレを釣る。ボ−ズ街道から脱出しにっこりスマイルのO氏だが私にはアタリなし。
潮も動かないので「寝床5番」へ磯変わり、ここは数年前巨大魚と闘った礒、前回の光景が浮かんでくるなか、アタリを待つ。O氏は船着きですぐに38,40cmグレをゲット、満面の笑み。O氏これで優勝の文字が浮かんだそう、私はこの時点でまだボ−ズ。今日の優勝者は渡船料無料の商品付き、気合いが入る。
私は前回と同じように水道を流す、大好きな本流釣り。50m沖にシモリがあり、流すのはここまで。このシモリ前で釣れるはず、そしたら来た、ウキが強烈に消し込む。やったグレだ。なんなく取り込んだのは35cm、でも嬉しい、これでやっとボ−ズ街道から脱出できた。重ちゃんの言葉を借りれば「グレってこんな姿だったんんだ」思わず手で撫でてしまう。2匹目は30cm、この水道はこんなんじゃない、きっと来る、巨大グレが、そう信じて根気よく流していると来た、強烈な締め込み、今日の竿はBB-x1.5号、ハリス2号に道糸2号。前回は糸を出し100mも走られたが今日は締め込んだまま、前回ほどの引きではないが、BB-xが根元から曲がる。速い潮流のなか、50m沖からゆっくりと時間をかけて寄せて来る。魚を浮かせて慎重に取り込んだのは42cmグレ、私も満面の笑みで優勝の文字が浮かぶ。
「菊地バエ」に陣取っていたTA氏は40、38、35cmの3匹。後で聞くと、我々が磯変わりをしているのを見て、彼も優勝の文字が浮かんでいたそう、しかし納竿間際、帰りの渡船が見えたのでTA氏が竿を仕舞ってからTN氏が最後の1投を遙か沖へ打ったそう、そしたら来た、渡船が見えるなか取り込んだのは47cmグレ、逆転満塁ホ−ムランだ。と言うことで、みんなに優勝の文字が浮かび、最後に笑ったのはTN氏でした。お見事でした。  

平成13年12月24日 牟岐大島  変則3日釣りの初日は息子と二人で釣行。津島と迷ったが息子に押し切られて大島となる。礒は11番佐本のオオバエ、釣り座を構えたのは「胴」、両側から潮が集まり、真っ直ぐ払い出しが出る申し分ないポイント。
私がいきなりカツオを掛ける。40cmくらいだが、引きは強い。メガドライ1号に1.7号道糸、ハリスは1.5号。締め込んだまま竿は満月、糸と竿のバランスがとれれば強い、切られる心配はない。立て続けに2匹追加。そして息子が掛ける、竿はガマの1.2号インテッサ、道糸1.7号、ハリスはなんと1.2号、息子も締め込んだまま、竿は満月、カツオではない、完全なグレの引き、ウキが見え、タモの用意をすると強烈な締め込みでプツン、1.2号ハリスでは無理な魚でした。2匹目は針ハズレ。で、二人ともこれで終わり。またもグレボ−ズでした。カメラを忘れて写真なし。

平成13年12月16日 牟岐津島  昨日より風邪をひき点滴をうっての釣行。久しぶりの津島、気合いは充分、熱っぽいが津島の磯を見ると風邪なんか忘れている。いつもの吉野丸は船内客11人、クジはなんと11番。1は二つもいらないと言っていると同行のO氏が1番クジ。O氏が神様に見える。渡船は驚きの12隻、津島は6番までとして、番号クジを引く確率は2分の一。ところがO氏、4番を引いてきた、強い。迷わず「宮本」へ。
水温18.5度、潮はゆっくりと上り潮、条件は最高・・・のはずなんだが。何もいない、綺麗に澄んだ水中にはエサトリの姿さえなし。その上、上っていた潮が9時にピタリと止まり、納竿までそのまま。カモメに取り囲まれたウキでは消し込む気がしない。
しかし、昼前にウキが消し込む。ずんと重い感触と同時に針ハズレ、アイゴだな。そして午後、再びウキが消える。合わせと同時にギュ−ンと手応え、竿が曲がると瞬間にハリス切れ。ハサミで切ったように鋭い切れ口は、キツかブダイかイシダイか。いずれにしても1.7号ハリスで獲れる魚ではない。
以上、天気は良く暖かい一日、風邪も悪化せず健康的な日でした。・・・・むむ・・しかし心残り。職場で今シ-ズングレを釣っていないのはO氏と私の二人だけ。二人のグレボ−ズ街道はいつ明けるやら。来週は御五神と八幡浜の予定、どうか釣れますように、こうなればもう神頼みですな。  

平成13年11月23日 牟岐津島  重ちゃんを誘い、津島へ。今日のオキアミはVSOP1本、ワイン1本、おまけに焼酎は「よかいち」を半分。一昼夜たっぷりと浸け、オキアミは飴色、見ているだけでも酔いそう。名付けて「ブランデ−ワイン焼酎スペシャルグレキラ−」どうだ、グレ子チャンまいったか。
 と、準備は良かったんだが、船内クジは3番、まあいいかな。ところが磯クジは、なんと「7番」。今日の釣りはこれで終わった。「ホ−ト−」へ上がり、サンタ2匹、キツ2匹、メンドリ1匹に終わる。まあ、こんなもんでしょう。ワイヤ−ハリスにPEラインも用事無かった。しかし、重ちゃんはしっかりとチヌを釣っている、さすがです。
 ワレ周辺は芳しくなかった模様、詳しくは重ちゃんの釣り紀行をご覧下さい。重ちゃん、よろしくお願いします。  

平成13年11月03日 牟岐津島  五月以来の牟岐は津島、天気予報は低気圧が通過するとのことで良くない、しかし行く。気は充実、朝から雨だが波さえなければ少なくとも昼までは釣れる、それで充分。新造船「第28吉野丸」は素晴らしい船、それを横目に我々3人はいつもの津島へ、釣り客は8名、祝日にしては少ない、それもそうだろう、こんな天気に来る人はどうかしている。  で、船内クジは6番、まあこんなもんだろう。同行のT氏が1番を引き当てた。磯クジは4番。「宮本」へだが、そこは水の底、満潮で波高、とても上がれる雰囲気ではない。そこで「クレ石東」へ、正面の「スズキ」も波を被り登礁していない。絶好のコンデイション。「焼酎漬けのオキアミ」を撒くが反応なし。やはり戯れ言だったなと思う9時過ぎ、魚の活性が突然上がる。「焼酎」が効いてきたか、何たって私の大好物の米焼酎「よかいち」だぞ、昨夜一本オキアミに飲ませてあるんだ。T氏が30cmイシダイ、O氏が30cmグレ、私は35,30cmイサギと42cmサンタが立て続けに来る。そして強烈なアタリ、竿は何とか立つメガドライ1.7号が満月、強烈な締め込み、ドラッグが自然と出ていく。ハリスはそのために2号、竿は立っている、切れる心配はない、・・・ないはず、ところがプツン、あ---あ。  鋏で切ったよう、T氏も連続して竿が満月、持ちこたえるがプツン、その後3回連続でプツン。O氏も2回プツン。私もまたやりとりしているうちにプツン。2号ハリスで獲れる魚ではない、急遽2.5号へ。ここまでしか持って来ていない。しかしその後はもっとすごかった。2.5号も2回連続、ウキが消し込むと同時にコツッとした瞬間切れている。2.5号がこんなに簡単に切れる? 連続4回、牟岐津島30年以上も来ているがこんなの初めて。青物ではない、60cmヒラマサくらいなら2号で獲れる、50cmキツでも獲れる。しかしこの魚達は、持ちこたえれば魚は底へと潜る、一体何なのだ。  キツ、アオブダイ、イシダイそのたぐいだろう、それもとてつもなく大きい。「焼酎」に酔っぱらってエサに食いついて来たのかもしれない。その後「焼酎漬けのオキアミ」も無くなり普通のオキアミ。エサトリだけが群れる普通の磯に変わる。その後4時間全くアタリなし。魚も酔いが醒めたようだ。  正面から雨と風がまともに吹き付ける終日だったが、最高に楽しかった。「焼酎」効果あるみたいですよ、重ちゃん。津島の魚は麦(牟岐)でなく米の方が好きらしい。  

平成13年10月21日 由岐の筏 牟岐の津島に釣行予定でしたが、波高のようなので前週に続いて由岐の筏へ。筏に乗るやいなや20cmアジの入れ食い。父と二人で40匹くらい釣ったとき、カツオが回遊する。とたんにアジがいなくなりカツオばかり。回遊してくるたびに2〜3匹終日釣れ続け、二人で30匹くらい。30〜40cmのマルアジ6匹も混じり強い引きを堪能する。由岐の筏はまだまだこれから。磯に行けない日には楽しめます。

平成13年10月14日 由岐の筏 鮎も終わり、久しぶりの海釣りは由岐の筏へ。カツオが釣れているとの情報で勇んで出かける。朝一、小さなアジが入れ食いとなる中、私に強烈なアタリ、いよいよカツオのお出ましかと思いきや、これがなんと38cmのハマチ。ここの筏でハマチが釣れるのは珍しいが、思わぬ外道に笑みが漏れる。
 ところが笑みが漏れたのはこれまで、それから12時まで6時間、全くのアタリなし。一体どうなってるんだろう。由岐の筏周辺の底は砂地、魚が回遊してくるまで何もいないのは当然と言えば当然だが、それにしても6時間とは、同行のO氏と父も我慢強い。
 そして、やっとカツオが回遊してきたのは12時前、それも1匹だけ。また待つこと1時間、カツオが回遊するが、この時全員で3匹、そしてまた1時間後の二時過ぎにやっと賑やかになる。ぽつりぽつりの退屈しない程度。
 結果、私はハマチ1匹、カツオ2匹。父カツオ3匹、小アジ5匹、ハゲ2匹。O氏マルアジ1匹、カツオ3匹、小アジ5匹でした。潮が動かない上、強風でカツオが上層にいなかったせいかも知れない。釣果はイマイチでしたが、久しぶりの潮の香りに満足な日でした。