平成12年12月31日 牟岐津島 シリ−ズ最終は牟岐の津島。今日は一人で釣行、雨の大晦日ということで吉野丸は釣り客6名、いつもの混雑はなく何となくゆったりとした気分。6名の中に先日一緒に釣行した卓球の第一人者S氏、陸上競技で鍛えた運動神経抜群の天才釣り師Y氏がいる。二人ともグレ釣りの重病人、雨降る大晦日まで来ている(人のことは言えないが)。三人こうやって顔を合わすのも久しぶりなどと言いながら船内クジを引くと、私は何と6番、また最悪、最近クジ運に見放されている。磯は「1番」回り、「朝鮮」へ3人、「1番」へ2人、最後の私は何処へ行こう。「朝鮮オチ」も考えたが雨の降る中足場が悪いのを敬遠して「2番」へ上がる。水温18.8度、潮はゆっくりと上り潮。条件は悪くないがコマセを蒔いて愕然、アカジャコがべったりといる。「しまった磯を間違えた」と思ってももう遅い。水面が赤くなるほどいるアカジャコとの格闘に気力も萎える。ウネリがあり磯変わりしても良い磯はないので、今年の釣りを振り返りながら、終日アカジャコのお付き合いをした次第です。まあ、二十世紀最後の釣りで、こうやってのんびり磯にいるのもいいかなと思って納竿すると、「朝鮮」のS氏はグレ二匹、Y氏は巨大な魚にハリス切れ2回との事、またムラムラと闘争本能が湧いてくる。二十一世紀、正月明けに再挑戦、渡船を予約する。未練はないが病気がますます重くなった。今日は魚の写真はありません、帰りに撮った渡船場の風景です。あ-あ グレ釣りたかった、やはり本音です。

平成12年12月28日 愛媛県八幡浜 シリ−ズ第3弾、愛媛県は八幡浜、「灯台」。グレの数釣りの穴場として近年脚光を浴びている釣り場です。「灯台」へは二度目、ここの釣り場は予約制、一週間前問い合わすと、年末で「灯台」の予約が入ってなかったのは今日の28日だけ。丁度日程が合致したので釣行となりました。岬の先端の独立磯にコンクリ−トで固めた灯台があり、徳島は中林の船磯と似た感じ、足場は最高に良く、80歳を超えた父でも安全に釣れる。父と二人で磯上がりすると潮はゆっくりとした上り潮、グレは居着いているはずだからコマセは極力少な目に蒔く。そして30分後、2Bのウキが水中に舞い込む。ハリスは太いかなと思った1.5号、でも八幡浜のグレ子ちゃんはウブ、メガドライ1号が心地よく満月になる。30cmの綺麗なグレに早朝4時間の運転の疲労も一瞬に消え去る。それからは入れ喰い、ウキ下二ヒロでグレ釣りの醍醐味を満喫していると、満潮になり、潮が止まると合わせたようにグレもピタッと止まる。それから引き潮にかけてが難しい釣りとなりました。それまで私は10匹、父は4匹、この間2時間ほど。ハリスを1.2号に落とし、針はアブミの5号、ウキ止めを取り、鉛は気持ちだけのジンタン1個、スルスルでの完全フカセ、細い竿先での誘い釣り、まるでメッキアジ釣りの様相。竿先に少しでも負荷がかかればスッと合わす繊細な釣り。それで納竿の2時まで5匹を追加、ウブどころか、スレッカラシのグレ子チャンは牟岐の津島以上、この繊細な釣りに昔釣り師の父は合わないのか、その後はゼロ匹。ここのグレは計ったように全て30cm、まるで養殖場。一日で一回でも大きなアタリがあり、ハリス切れの悔しさも釣りの醍醐味、それがここにはない。グレは釣れましたが何か物足りない。贅沢かもしれないが、徳島の釣り師としてはちょっと寂しかった。その贅沢を求め、大晦日は牟岐の津島、20世紀最後の釣行を敢行します。

平成12年12月25日 牟岐津島 シリ−ズ第2弾、牟岐は津島。天気予報は曇りのち晴れ、波の高さ2.5m。冬の今の時期としては普通の天候。今日は息子も同伴で同僚と5名の釣行。船内クジはなんと13名中で私が1番クジ、何年ぶりだろう1番だなんて。船は6隻で白クジなし、「やった-」、爆釣間違いなしと思わずガッツポ−ズをするも磯クジは4番でがっくり。船内の皆さんすみません、磯クジ最悪、許して。一級磯「宮本」は波をかぶっているが潮が引けば釣れそう、しかし、息子の言葉、「波が出そうだから宮本は撤収させらる、それなら終日釣れるクレ石東、二日前47cmグレが釣れている」と30年津島に来ている私より鋭い読み、「いはら釣具店」に勤務しているだけに情報は詳しい。で、「クレ石東」へとなりました。1時間経過、息子の新調「BBX-1.5号」の穂先が水中に舞い込む。根元から締め込まれている引きは50cmグレ間違いなし。糸を出すか出さないか息子も必死、隣の父親も必死、「糸を巻け」「糸出せ」でも無用の言葉、息子は父親を超えていた。柔らかい竿さばきで魚とやりとりしている。腕を竿の一部とし、急激な締め込みを流している、まさに阿波釣法の極意、どこで覚えたのかこんな技「蛙の子は蛙」と思っているうちに、どばっと浮いた魚は巨大グレ。「ん・・? 少し変」「キツ」でも大きい。先日より津島で1.5号ハリスを切っていた正体はこれかも?、息子のハリスは2号、根ズレでザラザラになっている。これで良く獲れたものだと感心する。私なら間違いなく切られていただろう。丸々と太った52cmでした。その後、息子の言う通り風と波が強くなり「宮本」は間もなく撤収、昼前には6番「サンゴ」が波をかぶり、5番「ワレ」1番「朝鮮」も全て撤収となるような大荒れ。天気予報とは大違い。我々も2時前に港に帰る日となりました。私は30cmグレを釣りましたが、影が薄かった日でした。冬のキツは美味、湯引きにすれば最高、息子の釣り講釈を聞きながら飲む酒に笑みも浮かびます。今日は息子の日でした。

平成12年12月23日 牟岐津島 前職場の同僚に誘われ7名で釣り大会。吉野丸は釣り客10名、クジはなんと10番、最近クジ運に恵まれない。船は10隻、白クジが3つ、磯クジは5番。こちらは最近クジ運がよい。スベリ、三角、胴と上がって、ワレオチは小さいので敬遠したのか誰も上がらない。それならとY氏と一緒に最後に上がる。水温20度、ゆっくりと上り潮、条件は最高に良い。グレは釣れるはずだ。1時間ほど過ぎたとき、ウキが消し込む。グレだ。まだ誰も釣っていない、周囲の注目のなか取り込んだのは38cm。昨夜の宴会の二日酔いもいっぺんに醒める。続いてY氏に強烈なアタリ、1.5号ハリスを一気に切られる。大物がいる気配。続いて私のウキが舞い込む。ずしんと重いアタリ、グレではない。ぐいぐいと底に潜る引きは何だろう。ウキが見えると白い魚体に黒い縞、イシダイ、なんと40cmの幻の魚。イシダイを釣ったのは20年ぶりかも、綺麗な魚体に見とれていると、Y氏再びウキが消し込むがハリス切れ。1.5号では無理か、私は1.7号、しかしグレの喰いは悪い。後ろの三角でS氏が大物を仕留めた模様、干底から満ちにかけて釣れるモ−ドに入るが南風が来てワレオチを引き上げる。ワレの胴の皆さん、何度となく掛けるが全てバラシ、2号ハリスを切られる人もいる模様。グレなら大きいが魚は何だろう。明後日25日、再び津島へ釣行予定、正体を突き止めなけらばならない。大会の計量はグレのみの長寸、S氏42cmグレで優勝、私は38cmグレで第2位、楽しい一日でした。イシダイの刺身、旨い。グレとは違った味は最高、酒がまた進みます。

平成12年12月17日 牟岐津島 日曜日になれば雨と波、世紀末の嫌がらせ、などど言わないけれど仕方ない。いつもの吉野丸は12名、船は9隻、白クジは2つ。船内クジは私6番、同行のT氏は7番。と言うことは、津島は大体が二人づつ磯上がりするので最後の番、くじ運に恵まれないが仕方ない、これが牟岐方式の良い点。あとは磯クジに期待するのみ、6番さえ引いてくれればと思っていると、何と6番クジ、津島最良のクジ。これなら大丈夫と、屈指の「佐尾山」「サンゴ」の後、上がった磯は「平バエ」、もちろん超一級の磯。でも上がった方は知るように、ずぶ濡れ覚悟。おまけに雨、小潮回りだけが救い。で、数投目からウキが消し込む。カンカンと竿をたたく引きはアイゴ、でも嬉しい。アイゴ大好きなおじさんだから。隣の名人T氏は35cmグレを同時にゲット。幸先良いスタ−トに膝元までくるウネリも苦にならない。交互に釣るが、私はアイゴばかり、T氏はグレばかり、どうなってるの。T氏に強烈なアタリ、メガドライが根元より曲がって耐えるが惜しくもハリス切れ、2号を切っていく巨大グレがいると聞いていたがまさにその通り。続いて私にも強烈なアタリ、同じくメガドライの穂先が水中に舞い込む。何とか魚を浮かせ、ウキが見え、50cmゲットと思った瞬間針ハズレ。「あ-あ」いつものセリフ。そしてT氏再び竿が満月、これは沖へ向いて一気に走る気配、メジかも、業師T氏は熟練した竿さばきで耐えるが惜しくもハリス切れ。久しぶりの磯釣りの緊張感に、二人とも満潮時には腰まで押し寄せるウネリも、冷たい雨も忘れている。弁当など食べる時間も空間もない。鉄クイにしがみついて必死。身体はずぶ濡れ、でもウキは消し込む。結局なんだかんだで、私は写真の釣果、T氏は35〜40cmグレを3匹。磯釣りの醍醐味と緊張感を最高に味わえた津島でした。また行くよ50cmを釣りに、年末は津島詣でだい。・・・注、写真上の魚は「イラ」、三枚に下ろして味噌付けにすると最高に美味しい。皆さん捨てないように。アイゴは湯引きか煮付け、これは大好き、酒が進みます。

平成12年12月16日 砂美の浜と日和佐 午後3時間ほど時間があったのでイカ釣りとなりました。牟岐の砂美の浜で釣れているとのことで行ってみました。ここは私が若いとき大好きだった地磯です。アイゴが主ですが、荒れた日にチヌの50cmを9匹釣った場所でもあります。今までは磯釣りの人が数名でしたが、今日、久しぶりに行ってみると、なんと、釣り師が20名ほど、それも全員がイカ釣り。昨今のイカ釣りブ−ムを象徴している光景です。ウキ下は一ヒロ、1時間ほどアジを泳がすが反応なしなので日和佐に場所を変える。午後4時を回ったところで日は西に傾き時間もない。しかし、ほどなくウキが静かに入る。合わせたい気持ちを抑え、「待て、しばし待て」、ウキが沈んだまま20秒ほど、ここでゆっくりと竿をあおるとずっしりと重い手応え、イカ釣りの一番の醍醐味はこの時間経過だと、3回目のイカ釣りで知る。上がってきたのは今までの最大、「1kgはあるなあ」と隣のおじさんの言、嬉しくなる。この後2匹追加して日没。若いお兄さんが見に来て「イカ釣り」の秘訣を聞かれましたが私も初心者。アドバイスはありません。今は当たれば何の考えもなしに掛けるのみの状況です。奥が深そう。明日は牟岐の津島、グレを釣って来るよ。

平成12年12月14日 日和佐 再び日和佐のイカ釣り、午後3時から5時までの2時間でしたが、2回アタリがあり、取り込んだのは1匹。市販の仕掛けを使ったせいか、先日より効率は良い。市販の仕掛けは天秤式になっている。道糸を引けば針が上がり、イカに掛かる仕組み。誰が考えたのか、理にかなった仕掛けに感心する。しかし改良の余地はありそう、もっと確実にイカを仕留める仕掛けを考案する課題が出来た。気を入れて早朝より終日の磯釣りは大好きだが、いつも行くわけにはいかない。ちょっとした時間があれば出来る釣りも楽しい。毛針でのハイ釣り、波止での五目釣り、それにイカ釣りが加わると選択に困る贅沢さ。 「重ちゃんの釣り紀行」の言葉を真似れば、「人生、まさに釣り」。レパ−トリ−も増え、なんだか楽しくなりそう。今度は何処へ行こうか、古牟岐、牟岐の内妻、甲の浦、もっと下って室戸と夢は広がる。まだまだイカ釣りの初心者。だから楽しい。でも、今度の日曜日は牟岐の津島、グレと戯れる予定。忙しい世紀末です。

平成12年12月10日 日和佐 朝6時、父と一緒に安戸池に行くが団体さんの大会があるとのことで満杯の模様、おまけに突然の雨に気力も萎え、竿を出さずにそのまま家に帰る。しかしせっかくの日曜日、家でじっとしているわけにもいかず、どこか行くところを物色していると、「イカ釣りはどうだろう」と父の言。「イカってどうやって釣るの?」「知らん」「仕掛けは?」「見たこともない」「エサは?」「アジらしい」・・・このレベル。とにかく生きたアジを泳がせていればイカが抱きついてくるらしい。それならと得意の「稲妻仕掛け」を取り出し、針の後ろに鮎の3本イカリを結び仕掛けは完了。「これで釣れるかなあ」「原理的には釣れるはず」と勇んで日和佐へ行く。生きたアジを背掛けにして投入、「まるで友釣りだ」と言っていると、あらっ ウキは・・・ウキがない。この間わずか1分ほど。あわてて竿をあおると重い引き、イカが釣れてる模様、しかしすぐにふっと軽くなり外れる。隣のおじさん曰く「もっと遅く合わせ」。アジを代えると続いてすぐにウキが消える。今度はじっくりと、20ほど数えてから合わせるとずっしりと重い手応え。「来た」針掛かりしている。墨を吐きながら上がってきたのは紛れもないアオリイカ、胴長28cmはアベレ−ジサイズらしい。初めて釣ったイカに感激する間もなく続いてウキが消える。「イカ釣りって簡単」と思ったのが運の尽き、じっくり待って合わせるが針掛かりしてくれない。それから8回、全てバラシ。父も5回ほど全部バラシ。「イカ釣りって難しい」とは最後の弁。結局は仕掛け、「稲妻」は鮎だけでした。次回からは仕掛けを工夫し挑戦、イカ釣りは面白そう、病みつきになるかも知れない。

平成12年11月26日 津島、大島遊覧、由岐の筏 津島が快釣とのことで勇んで出かけましたが、うねりが高く、一番、三角は水の底、朝鮮も波をかぶり、大バエさえ船を付けられない状況。急遽、船は大島に向かうが、津島からの転身組を含めて渡船は25隻かそれ以上、大島もウネリが高く、上がれるのは1〜5番と、14〜21番の13クジだけ。半数の船が白クジという激戦の中、我々の吉野丸は白クジ。300人を超す釣り客をとてもさばき切れず、釣り場がない。んなわけで、船は再び津島へ、しかしここの裏磯さえ無理。結局、釣り客相談の上、竿を出さないまま港へ帰港。津島大島遊覧でした。帰りに、と言っても朝九時ですが、いつもの由岐の筏へ。ここは釣り客10人ほど、二つの筏は五名づつで空いている。仕掛けを投入するといきなりギュ−ンとカツオ独特の引き、この釣りも楽しい。午後2時で納竿しましたが私が竿頭のよう。写真の中にメジカが一匹入っています、どれでしょう?見分けられない方は 見分け方 をクリックして下さい。刺身に出来るか出来ないかですので大切です。

平成12年11月23日 由岐の筏 父のお供でまた由岐の筏へ、今日はうねりが高く磯渡しが中止となったため、筏への転身組を含めて8名。潮は相変わらず済み、釣れる気配はない。8時過ぎにやっと最初の一匹を釣り、あとはぽつりぽつりと釣れる程度。先日のような巨魚を期待しましたが不発でした。潮変わりにばたばたと釣れ、強烈なカツオの引きが堪能できました。新鮮なスマカツオの刺身は最高。とろけるような味わいは釣り師だけの特権。今夜は酒が進みそう。今度の日曜日26日は牟岐津島です。爆釣予定。・・・おまけ・・・スマカツオとメジカの見分け方。慣れれば姿で見分けはつきますが、決定的な違いは、測線を見ます。スマカツオは、胸の三角形の測線の先端から尾まで細い糸状に伸びていますが、メジカは幅の広い測線が尾まで伸びています。刺身に出来るかどうかの判別、知っていると便利ですよ。

平成12年11月12日 由岐の筏 由岐の筏へ三度目の釣行。朝、6時に渡船が来るが乗船したのは三人。日曜日というのに釣り客がいない。釣れていないからだろう。胸中不安がよぎるなか、筏に乗ると案の定さっぱり釣れない。潮が済み、6ヒロの底まで綺麗に見通せる。「これはダメだわ」と一人の釣り客は磯へ転身し、筏は父と二人だけの貸し切りとなる。そんなとき、私の1号のウキが強烈に消し込む。合わせると同時にズシンとした手応え、いきなりギュ−ンと締め込まれ、3号ハリスが一瞬にして切れる。ウソ- いや本当。3号ハリスを切っていく魚なんて、一体何なの? もちろんカツオの引きではない。ボラなら切られない。先日50cmオ−バ−のタイが釣れたと聞く、ひょっとしたらタイか、沖ではメジロの回遊があるとも聞く、ひょっとしたらメジロだったか、意気消沈しているとき、目の前でガバッと大きな渦巻き、綺麗に済んでいる水中に、80cmはあろうかと思われる黒い魚体が数匹、タイではない、メジロか、スズキか、正体の解らないまま、一瞬に消え去った。ああ、逃がした魚は大きい。その後、お目当てのカツオはさっぱり釣れなかったが、午後の潮変わりにばたばたと釣れ、二人で12匹の釣果でした。写真はお裾分けした残り。以前のようにカツオが群れる筏ではなくなり、ここの釣りも終わりかなと感じた日でした。いよいよ磯釣りのシ−ズンインです。

平成12年11月5日 由岐の筏 父のお供で由岐の筏へ、最近アジが釣れていないようだが、カツオはコンスタントに釣れているとのこと。朝、6時に港に着くと、釣り客が誰もいない。この好シ-ズンなのにどうしたのかと思うと、うねりが高く磯渡しは中止となっているとのこと。昨日の津島でのうねりがまだ残っている、遠く磯を見渡すと白い波が砕けて磯釣りは無理なのがわかる。無風なのに海は不思議と思うが、筏は大丈夫。筏に乗ってすぐ父がカツオを釣る、丸々と肥えた37cmのスマカツオ、刺身にしたらいかにも旨そう。しかし後が続かない。ぽつりぽつりとしか釣れないが退屈はしない。カツオの強烈な引きに右往左往し、わいわい言いながら釣って、残ったのは二人で33〜38cmを12匹でした。ハリス切れ、針外れ、筏のロ−プに絡ませなど、掛けた割には取り込んだのは少なかったようです。カツオはじっと待っていては釣れるのが少ない。仕掛けを引いて、エサを絶えず動かしているのがコツだと解ったのは納竿間際、メッキアジと同じなんだ。フィッシュイ−タ−の習性、当たり前のことをちょっとばかり気付くのが遅かった。次回からは間違えない。

平成12年11月4日 牟岐津島 楽しみにしていました「重ちゃんの釣り紀行」の重ちゃんと牟岐の津島への釣行です。今シ−ズン初めての磯釣り、いつもの「吉野丸」は釣り客9名、船内のクジはなんと9番、重ちゃんは7番。二人ともすごいクジ運、船は1番回り、たまたま同船していたかつての同僚のIM氏の3番クジに便乗しようかと思ったのですが、高いうねりで上がる磯がない。で、二人は大バエの裏磯、30年津島に来ているが初めての場所、普段は池のようなポイントだが今日は白いサラシができ、いかにも釣れそう。サラシの中の浮きが消し込んだのは9時、43cmのチヌ、また釣れてしまった。続いて40cmのチヌ、荒れてるからチヌしか釣れないのかもしれない。波が高く「朝鮮」もかぶりだし、12時で納竿となる。納竿間際に重ちゃんが巨大な魚をかけ、ハリスを切られたのが心残りでした。でも、楽しい釣行でした。詳しくは 「重ちゃんの釣り紀行」でご覧になって下さい。

平成12年10月22日 由岐の筏 牟岐の津島でアイゴが釣れている、安戸池もいい、由岐の筏でカツオと迷ったが、由岐の筏への釣行となりました。40cmのスマカツオをク−ラ−満タンの予定でしたが、結果は35〜38cmを11匹とまずまずでした。昨年は30cmのアジが爆釣でしたが、今年は不調。代わりにスマカツオが釣れている。朝、ナブラを作るカツオに新兵器の「ラビット」で挑戦するが、追っては来るものの喰わない。仕方なくオキアミのエサに変えるとギュ−ンと浮きが消し込む。2号の磯竿、2号ハリスでのやりとりは久しぶりの快感。カツオの強烈な引きを堪能し、帰っての刺身の旨かったこと、日本酒にピッタリ、これこそ日本の味。甘いとろけるような新鮮なスマカツオの刺身に、世界の調味料「醤油」をぶっかけて食べる喜びは釣り師だけの特権。明日は間違いなく二日酔い。

平成12年10月9日 香川県安戸池 一度釣行してみたいと思っていた安戸池へ行きました。釣り堀と言うより、大きな湾の中に桟橋がある感じ、この湾の中に数万匹を超えるカンパチ、ハマチ、タイ、コチ、ヒラメ、フエフキダイ・・・魚種は多彩。時には1m近いブリも釣れるそうな。午前7時、釣り客は40名ほど、抽選で順番を決めるが、私はポイントを知らないので適当に桟橋に乗る。皆さんハリス8〜10号でカンパチ狙いの様子、エサは生きたアジの泳がせ釣り。私も真似て釣ってみるが気配なし。地震の前は一人3〜5匹釣れていたそうだが、今日はダメな模様。仕方なくエビエサでタイ狙いに切り替えるとポツリポツリと釣れ始める。型は28〜42cm。30cmのキビレ混じりで父と二人で8匹でした。父が一度、巨大な魚をかけ、桟橋のロ−プに絡ませてしまったが何だったんだろう。50cmや60cmの魚ではなかった。80cmタイかカンパチか、逃がした魚は大きい。今日は青物は皆さん釣れなかったようで、30〜40cmタイを8匹、60cmコチ2匹、50cmヒラメの人が竿頭のようでした。しかしこれは絶不調時の釣果とのこと、好調の時はタイ100匹という人もいたそうな、また、どんな大物が潜んでいるか経営者も解らないという安戸池は磯釣りとは違った楽しみがありました。