台風9号、各地で被害が出ているようですが、ここ勝浦川は昨夜少し雨が降った程度で平水と同じです。しかし鮎の状況は昨日までとは違っていました。昨日から残してあるオトリは酷使した残り鮎5匹。何とか一番元気そうなのを取り出し泳がせる。手前の緩いところと流芯の境目、駆け上がりになっている所をゆっくりと登る。弱ったオトリはこの一泳ぎしか出来ない。 この一泳ぎに確実に掛かるポイントへオトリを入れる。先日、神戸のABAさんが朝一に掛けたポイント。ゆっくりとオトリが登る。竿尻を持つ手が緊張で汗ばんでくる。必ず掛かる、ここで掛からなければ何処で掛かる。オトリが道糸一杯に登ったとき、すっとオトリを浮かすようにして引き戻し糸を緩める。オトリはクルリと一回転し下に潜る。瞬間、ギラリギューン。秘技、群れ鮎崩し。 群れ鮎と言えども20cmを超えが背掛かり。2匹目は同じポイントですぐに。3匹目もガツンの入れ掛かり。型揃いがすべて背掛かり、これは大変だ。いつもならカッと照りつける太陽だが、今日は台風の影響で曇っている。1ヶ月以上も続いた天候と違っている。これが影響しているのか、鮎の追いは活発。群があちこちに出来ている。群れ鮎崩炸裂、キラリギューンの連発。広い広いイナバ、 釣り人は私一人。天国だわ。 途中常連のKさんが来ただけ。Kさんも入れ掛かりが続く。しかし午後になってからはピタッと遠退きました。午前に釣りすぎたかな。今日もあちこち歩いて結果は19匹でした。写真は15匹ですが、残すオトリを多めにとKさんにも活かしてもらっています。 明日のイナバは間違いなく掛かると思います。皆さん流芯を引き釣りで攻めていますが、今の鮎は手前の浅く緩いポイントを登らすと掛かります。オトリは必ず釣り人が立っている位置より上流で泳がすこと。上流に泳がなければ自分が下流に下がって釣る。オトリが流芯に入ろうとすれば手前の岸に引き戻す。オトリは稲妻のような動きで登る。それでガツンです。 |