昨日のイナバの再現を目論んで早朝より出陣する。5匹のオトリのうち1匹は白い腹を返している。オトリを飼うのも難しい。流芯は後回しにして、手前でキラキラしてる群れ鮎と遊ぶことにする。一番小型のチョークサイズの鮎を泳がす。群れの中で泳いでいるのだが掛からない。オトリも弱ったので流芯の釣りに切り替える。元気オトリがスーッと流芯に入る。昨日はこれでガツンときたのだが、今日は反応無し。昨日のポイントをいくら探っても全て反応無し。これは鮎がいない。 広いイナバに釣り客は3人。あちこち彷徨っても反応無し。オトリも弱り、元気そうなのは1匹だけになった。このままではオトリを潰してしまう。明日のオトリを確保しなくちゃ。と、いつもの瀬肩へ移動する。ここで何とかオトリを確保する予定。ところが元気だったオトリが移動中の暑さで白い腹を返している。これは困った。残りの鮎は、最初に使ったチョークサイズだけになった。 この鮎もヨタヨタとしか泳がない、流れのない所では時おり白い腹を見せ横になる。明日は養殖鮎からだなあ、まさに風前の灯火。なんて思っていたらスーッと上流に登った。群れ鮎と一緒に泳いでいる。これは掛かるかも、数秒後、キラリと光る。掛かった。掛かったのはオトリ鮎より小さいタバコサイズ。でも嬉しい、元気鮎が手に入った。 虎の子の1匹とはこのことだろう。このタバコサイズで瀬肩を横切らせる。ギラリヒューンと一発できた。オトリは跳ばされたが18cmが背掛かり。これでオトリが繋がった。瀬肩から徐々に上流に登らせる。ここは3日ほど釣り人はいなかった。鮎は寄ってきているはずだ。ポツリポツリだが退屈しない程度に掛かる。納竿まであちこち釣り歩いて23匹でした。 今日の夕方、片山悦二氏が見えられました。名人技を一目見ようと休憩しての見学です。一面に鮎は見えるのだが、今までこれを釣った人はほとんどいない。003のメタルラインで泳ぐオトリを初めて見ました。何の違和感もなく自然に泳いでいる。見ていても釣れる予感がする。その通り、見る間に5匹連発。さすがです。感心しました。私も03カーボンでなく、003メタルにしてみようかなと思ったりもしましたが、水中糸云々ではなく腕の差でしょうな。 |