霧がなければ
今日は仕事があったので出勤は午後の4時。イナバには重ちゃんがいました。3匹掛けているがなかなか掛からないらしい。上流に入らせてもらい釣り始めるが反応無し。群れ鮎も時折見えるがすぐに散ってしまう。1匹目のオトリがダウン、2匹目も弱ってきた頃、雨が降ってきた。突然オトリの周りがギンギンギラギラになる。群れ鮎がオトリに寄ってきたらしい。キラリヒューンで最初の1匹目が掛かった。オトリが代わればしめたもの。2匹目も程なく掛かる。時間は5時過ぎか、重ちゃんは納竿とする。 「この調子なら10匹は釣れる予想です」とは重ちゃんの予想。私は「5匹がいいところでしょう」。しかし鮎は順調に掛かった。群れ鮎があちこちでキラリキラリとしている。1つの群が散ってしまえば、すぐ近くの群にオトリを入れる。この繰り返しで9匹まで掛かった。時間は6時半。7時まで釣る予定なので、重ちゃんの予想「10匹」は達成できると確信したのだが、不思議な現象が起こった。 雨が小雨になると霧が立ちこめてきた。川面より数メートル上は澄んでいるのだが、川面一面を白い霧が覆う。すると今まで見えていた群れ鮎がパタッといなくなった。それだけでなく、近くでキラキラとしていたハイ(ジャコ)までいなくなり、水中に生命反応が無くなった。上流下流と彷徨っても全く魚が見えない。何十年も鮎を釣っているが初めての体験。霧が川面を覆うのに鮎とハイが脅えてしまったとしか考えようがない。 午後7時前、竿を納めていたら霧が晴れてきた。そうすると群れ鮎が見え始めた。もう釣る気は無くなっていたので、重ちゃん予想に1匹足りない9匹で納竿としました。それにしても不思議な体験でした。まあ、長いこと釣りをしていればいろんな出来事が体験できます。 こうなれば益々来週の日食が楽しみです。さて、鮎は どんな反応を示すか。何らかの反応があると確信しています。写真はオトリ2匹を除いた今日の鮎。・・・そうかあ、川面を覆う霧をカメラに撮っておけばよかったのに。残念、後で思ったことでした。Photoshopで再現してみました。こんな感じでした。 |