9月10日  父が25cmを

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
実時間
総時間
9  10
勝浦川
イナバ
07:00〜14:00
14
1046
  間一髪
10
468


 昨日飼ってあったオトリのうち、1匹が白い腹を返し口パクパクで使いものにならない。1度使ったオトリは弱いようだ。オトリはいつも6匹確保しているのだが、今日は5匹しかないようだ。何とか使えるのは4匹だけだが、父と私が2匹ずつ使う。これでどちらかが1匹でも掛ければなんとかなるのだが、すぐに弱ってしまう。流れにヒラヒラと鯉のぼりのように浮き、トロで釣ればべたっと寝てしまう。これでは無理。結局二人ともアタリ無し。
 「養殖 買ってくる」と陸に上げてあったオトリ缶の水を切り、車に積み込んだとき、バタバタと音がする。缶の中に鮎がいた。昨日やはり6匹入れていたんだ。缶の中の色が黒なので分からなかった。しかし、陸に上げてあったオトリ缶の中でよく生きていたものだ。偶然水が半分くらい入ったまま放置してあったから良かったようだ。残っていた鮎は18cmくらいの小型鮎。昨日これを残すかどうか迷ったのを覚えている。残しておいて良かったわ。
 「これで掛ける」と私は意気込む。この残り鮎が意外と元気、すいすいと泳ぐが鮎は掛からない。30分くらい泳がせるが駄目。「やはり養殖 買ってくるわ」。その間、父も退屈なので、私が使っていたオトリを父の仕掛けにセットする。何とか泳ぐから父も退屈はしないだろう。私はタイツを脱ぎ、ズボンを履いて車に乗り込む。エンジンをかけた時、父が騒いでいる。鮎が掛かった。急いで車から降り、タモを持って走る。22cmの背掛かりだわ。
 父が掛けるのがあと数秒遅かったら、私が車に乗るのが数秒早ければ、車を走らせていた。間一髪、間に合った。元気オトリが1匹確保できたら、私も元気になる。私が掛かり鮎を使い、すぐに2匹目が掛かる。3匹目、4匹目は背掛かり、と順調につながっていく。掛かるのは流芯でなく、手前の浅い所。こんな所で掛かるから、オトリは弱らないし、釣りやすい。
 今日は夕方に私用があるので2時の納竿予定。1時ころ父の竿がのされ対岸のヘチまで引っ張られている。これは大きい、何とか引き寄せタモですくったのは25cm。これは父の友釣りでの最高記録だそうです。普通なら「オトリには大きすぎる」と引き舟に入れるところだが、私はこれを泳がせてみる。以前に24cmで3匹入れ掛かりをしたことがあるので、ひょっとしたら25cmでも可能かも。
 予想はどんぴしゃ的中。なんと、この25cmオトリ1匹で、連続6匹の入れ掛かり。1匹は途中で針ハズレだったが、取り込んだのは20〜22cmを5匹、私の記録は、1匹のオトリで7匹というのがあります。しかしこれは今山が爆釣していた時代のこと。今どきのイナバでは5匹も珍しいでしょう。全て背掛かりなので明日の未使用オトリが確保できました。
 偶然オトリ缶の中に残っていた1匹の鮎から、車を発進させるギリギリ間に合った1匹の掛かり鮎から、今日は父と一緒に楽しく釣りができました。結果、私14匹、父は3匹。写真下は父の釣った25cmです。父の友釣り新記録、おめでとうございます。