7月30日  時空 それは時間と空間

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
実時間
総時間
7  230
勝浦川
イナバ
08:00〜18:00
31
546
  絶好の条件です
10
229


 朝7時、飯谷潜水橋の上に釣り座を構える。パラソルを立て、椅子に掛けて朝食です。カッと照りつける朝日に、冷たいビールが喉に染み込む。アランドロンの「太陽がいっぱい」のラストシーンが浮かびます。ごめんなさい潜水橋の通勤途上の皆さん、警笛でも鳴らして怒って下さい。私は手を挙げます。じっと川を見つめながら缶ビールが3本空いた。時間は午前8時、鮎の姿は見えないが、そろそろ釣り開始です。昨日のこの時間は山石のほとんどがドロを被っていた。しかし今朝は綺麗に磨かれた黒い石が見える。
 最初の1匹をいつ釣るかは毎回違っていて神経をすり減らされますが、今日のような日は珍しい。オトリをセットし、流れに送り込み、タモを腰に刺して前を見ると白い腹を返して下流に流れている。20cmの口掛かり。まあ、速い。こんな日もあるわな。2匹目もすぐに掛かる。今日も爆釣だ。
 あとはいつものようにポツリポツリと掛かり、午前11時で15匹くらい。型はほとんどが20〜23cm。大満足です。昼食を食べ、このポイントは明日のために空けることにする。釣り残しておくのも良いでしょう。午後は瀬落ちへ。ここがまたすごかった。皆さん流芯とか岩の周辺を釣っているようですが、イナバの鮎は見て釣るのが良いと思います。ここ瀬落ちでも、流芯と対岸の岩には鮎はいないようです。流芯から手前のバラス地との接点がポイントのようです。
 竿の元尻を1本入れてオトリを流芯に入らせないように泳がせるのがコツです。ギラリと1匹でも見えたら下流から送り込むとギューンで掛かります。私はここで12匹。型は浅瀬の群れ鮎と違って20cm前後の鮎。見て釣る、まさに釣ったとう言う感じがします。
 ここで粘れば何匹かは追加できるのでしょうが、今日はあと一つ調べたいポイントがある。それは先日26cm前後を連発したポイント。今日、観察していると誰も入っていない。鮎は必ずいる。これは間違いない。鮎は巨大なのも間違いない。稲妻ではオトリを跳ばされるだろう。その覚悟で小型オトリを持って深トロへ挑戦する。時間は午後5時30分。
 オトリは小型だが元気に深場へ潜り込んでいく。目印は水の中、頼りはPEラインの感触だけ。そのためのPEラインなのだ。オトリがゆっくりと上流に登っているのが手元に伝わってくる。鮎がいるなら必ず掛かる。そしたらコンッグルグルと手元に。掛かった、深トロでは大きさはすぐには判断できない。ギューンと下流に走ったとき、コンと感触が、オトリが跳ばされた。まあいいや、走り回ったのは23cmの幅ヒロい鮎、背掛かりだわ。これをオトリに泳がす。グルンですぐに掛かっている。これも23cm。少し下流の岩盤を攻める。昨日まではナマズの巣だったが、今日は関係なし。元気オトリが川底の岩を舐めるように泳ぐ。グルンでまた23cmの幅ヒロ鮎だわ。これなら26cmもいるよ。23cmを泳がす、が反応なし。なんとハリスを切られていた。続いてすぐに抵抗も無く切られた。恐るべし深トロ、仕掛けから作り直しだわ。
 結果、下流の飯谷潜水橋の上で午前に15匹、午後は瀬落ちで12匹、夕方は深トロで4匹、合計31匹でした。どの鮎も大きく、オトリに使うのは惜しい気がします。明日は神戸のABAさんがイナバへ釣行です。重ちゃんも登場予定です。イナバは難しいですが、時間と場所を探り当てれば爆釣が見えています。今日の釣果は全て活かして明日に備えましたので写真はありません。今日の夕方のイナバの写真を掲載します。