7月28日  穴場があった

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
実時間
総時間
7  28
勝浦川
イナバ
09:00〜17:00
23
478
  久々に快釣
8
209


 今日はゆっくりと午前9時にイナバです。ナカノセ、瀬落ちのトロ、深トロと、私が釣りたいと思っていたポイントは全て先客がいます。隣に割り込ませてもらうのも気が引けるし、何処にしようかと迷っていたら、下流の潜水橋の上が空いている。ここしかないなあ、と車を横付けする。ここは皆さんがオトリ繋ぎに来る場合が多い。2〜3匹のオトリを確保して、もとの釣り場へ戻るパターン。終日釣っている人を私は見かけたことはない。仕方ないから今日はここに腰を落ち着けよう。ところがここが大穴だった。
 今日はローソンで買ったビールを持参している。のんびりと一日釣る予定。オトリを泳がし、椅子に掛け、左手にビールを持って一口飲んだとき、ギラリヒューンで目印が吹っ飛ぶ。あらっ 掛かったわ。20cmが背掛かり。続いてオトリがすーっと岩場に近づいたと思うとギラッで掛かり鮎が舞う。ゆっくりビールを飲ませて欲しいが、ビールを飲む間もない。それならと、椅子から立ち上がり、ビールは椅子に置いといて、本格的に釣る。対岸のチャラでギラリと光っている、そこへオトリを下流から送り込む。ギューンと一発で掛かった。23cmの背掛かり、チャラ瀬を走り回る。快感、まさに悪魔の釣り。
 山石が点在しているここは、縄張り意識が強いようだ。追いは強く、ガツンと当たってくる。2時間経過した11時頃に10匹になる。この調子なら久しぶりの30匹超えの可能性がある。型の良い背掛かり鮎を確保した時点で食事休憩をとる。慌てることはない、今日の鮎は掛かる。にぎりめしを食べ、さあ再開だ。
 ところが、鮎の掛かりがピタッと止まってしまった。オトリは掛けたばかりの元気鮎。一体どうなったんだろう。しかし、これはよくある出来事。「流れ」が中断されたら「流れ」は変わる。再び「流れ」を取り戻すのに2時間かかった。やっと掛かったのは午後1時過ぎだった。この間、鮎は見えるのだがアタリ無し。不思議な現象です。「流れ」が戻れば、岩場、チャラ瀬と交互に釣って順調に数が伸びていく。
 午後4時過ぎ、山の上の雲の雰囲気がおかしくなる。青く済んだ空に積乱雲が盛り上がっていく。雲の先端が太陽に輝き尋常ではない予感がする。4時半くらいからゴロゴロと雷鳴が聞こえだす。黒雲は真上まで来ている。これは恐いとの予感。20匹は超えているし、午後7時まで釣って30匹超えを目論んでいたが、異様な空の変化に竿を仕舞うことにする。明日のオトリを選別し、荷物を片づけて車に乗り込んだと同時に、ほんと、全く同時に、どさっとバケツをひっくり返したような雨が来る。英語では犬と猫が落ちてくるとの表現ですかね。猛烈な雨、そしてピカッツバリバリ、これもものすごい雷、車に乗り込んだタイミングは絶妙でした。
 結果、23匹。6時からは群れ鮎を狙い30匹超えのつもりだったのですが残念でした。上勝はあまり降っていないようなので水位の変化はないでしょう。今日濁り水が出るでしょうが、明日は済んでいると思います。また明日があるさ。