7月19日  静かに釣れば

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
実時間
総時間
7  19
勝浦川
イナバ
08:00〜18:00
17
367
  面白いでよ イナバ
10
157


 皆さん、土用隠れとの声もありますが、ここイナバは昔から渇水になればなるほど好条件になるのです。それは調整ダムのおかげかな。田圃の水が枯れるのを防ぐため、ここ数日、毎日のように調整ダムからの放流があります。毎朝水位は5cm高、午後には減水。鮎は確実に移動している。だから、毎年、この時期、イナバは釣れる。今日はゆっくりとイナバへ出かけました。父はいつもの指定席へ。下流に釣り人がいたので、私はイナバの瀬を攻めてみることにしました。誰もいない瀬でただ一人、オトリを入れるやいなや グルグルガツンです。連続の5匹、まだ釣り始めて30分も経過していない。一体、どうなってるんだろう。一人、ウハウハと喜んだのはここまででした。
 そもそも、今のイナバでウハウハと釣れるはずがない。それからの3時間、ただひたすらオトリを泳がすというか、オトリに任せたまま、耐えるのみ。何に耐えるのかなあ、今日結論を得ました。自分の体力でした。じっと指定席に腰掛けている父が、午前の11時くらいで6匹釣っているらしい。私も同じくらい。居座って釣るか、ポイントを探るか、今のイナバにはどちらも変わらないようです。
 今日は父が快釣。指定席に居座ったまま、ポツリポツリと釣っている。手前のキラキラ鮎と遊んでいたら、ガツンと来るらしい。掛かり鮎はキラキラの小型でなく20cmクラスだから嬉しいわなあ。
 昼過ぎに息子が登場。「なんぼ釣ったじぇ」「あかんわ 10匹くらい」「鮎 ようけおるで」。息子が来たら、不思議と一面ギラギラ、「ちょっとかしてみ」。息子が群れ鮎の中へオトリを入れる。「ほんなん いきなり入れたって・・・」と私が言う間もなく、ギューンと走っている。「掛かったわ」。まあ、今のイナバは人を見ていることにしよう。私なんか、絶対に避けられるのは間違いなし。
 息子は私用があり来ただけ。その後は父がぽつりぽつりと釣る程度。午後の5時になりイナバには父と私の二人だけになる。さて、これからどうしようか。瀬落ちのトロで頑張れば数匹は掛かるだろう。これでは今のイナバの魅力はない。元気オトリは数匹確保してある。私のHPを訪れて下さった方へのサービスです。私の釣りを参考に、釣って下さい26cmを。
 午後5時、私は下流の岩盤へ移動する。ここは手前からシモリ岩まで泳がせて釣っている人が多いが、それでは26cmは来ない。臍まで立ち込んで対岸の岩盤を攻めるのです。今日、朝から見ていたが誰も対岸の岩盤を攻めている人はいなかった。それならと、父の釣りの世話はほっといて、静かに深トロに入る。
 オトリは23cmの元気鮎。これでないと深トロは泳いでくれない。ゆっくりと3mほど登ったとき、グルグルと震える。やったね、しかし針ハズレ。鮎はこの岩盤に付いている。続いて同じオトリでガツンと来、ギューンと走る。これは大きいと思い慎重に手元に寄せたけれど、アーと叫んでしまった。見た目でも25cmはあったようだ。ハリは上勝用の6・5のハリしか持っていない。大きいのは車の中。悔やんでも仕方ない。6・5で行くしかない。しかし3匹目は22cmの小型(?)が掛かった。
 これからが大変、入れ掛かり5連発。この5匹は取り込むことが出来ました。最大は、ウハウハ うふふ 嬉しいなあ 26cmでよ。26cmの感動も少なくなったが、しかし嬉しい。このときに釣った22〜24cmを平気でオトリとして泳がすことが出来る心境になっている自分と、イナバの凄さを重ねてみました。結論、「・・・・・・・・」との実感です。写真は父と私と息子の釣果です。写真は28匹、明日は3人で早朝からの予定、オトリは10匹残してあります。さて、明日も釣れるかな?