7月15日  出たっ 26.5cm

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
実時間
総時間
7  15
勝浦川
イナバ
08:00〜17:00
21
322
  自己最高記録です
9
130


 父を誘ってイナバです。朝8時にイナバへ、ゆっくりとした釣行です。イナバにはいつも親しくしていただいているY氏と一緒になりました。Y氏は瀬釣りが得意、私はトロ場が好き。父はいつもの指定席へ。朝一はトロ場は掛からない。私はイナバの一番の急流に入ることにする。昨日から飼っていたオトリは5匹、どれも弱いのが分かっている。トロ場で泳がせるオトリではない。稲妻で激流に潜り込ませ、一発勝負に掛ける。オトリは数十秒しか持たない覚悟、ポイントは、釣ったことのある人ならご存じの、柳の枝の下。ここへダイレクトにオトリを入れる。ガガーンと一発で掛かる。20cmが背掛かりだわ。
 しかし、ここはこれで引き上げる。元気オトリを確保するのが狙いです。そのオトリを持って昨日の岩場へ直行する。昨日あれだけ釣り荒らしたから今日は駄目だろうなと思っていたらその通り。全てのポイントを泳がすがアタリ無し。今後2〜3日間そっとしておいたら復活するだろう。20cmオトリは元気です。そのまま下流へ移動。飯谷潜水橋のすぐ上の岩場を考える。昨年は深く掘れ込んでいて、この岩場で良い思いをしたが今年は砂に埋もれて浅すぎる。じっと見つめていると小型鮎が縄張りを持って追っている。オトリを入れれば数匹は掛かるだろうが、今日の狙いはそんな子供ではない。今の勝浦川には記録的な鮎が必ずいるはずだ。
 それはどこにいるか、鮎釣り師が入っていないポイントにいる。潜水橋のすぐ下は誰もが認める好ポイント。私はそこを素通りし、下流の深いトロに入る。深さは胸の深さ、狙うは対岸のテトラ。このテトラに鮎が居着いているはずだ。今山のテトラ、沼江のローソン前のテトラが示しているように、ここも鮎は必ずいる。いれば大型間違いなし。
 元気オトリがテトラ沿いをゆっくりと登る。縄張り鮎がいれば必ず掛かる綺麗な泳ぎ、グルぐるっと目印が震える。深トロはこれで掛かっているのだ。最初はおとなしいが、向きを変えるとギューンと突っ走る。今日は水中糸03号に変えてある。慎重にためて取り込む。23cmくらいの鮎に笑みがこぼれる。しかし、これは序の口だった。今の勝浦川は私に至極の初体験をさせてくれた。
 この23cmをオトリに泳がす。オトリが数メートルも登らないうちにグルンと掛かっている感じ。オトリの動きが変だわ、竿を上げるとギューンと来る。掛かっていた、取り込んだのはオトリより大きい、24cmくらいか。これは惜しいので確保、23cmをそのまま泳がす。対岸のテトラへ入ると、ガツン、ガンガンかな、無茶苦茶引っ張られる。これも鮎、昨日の25cmクラスだわ。これも惜しいので確保。これからが鮎釣り40年での未体験ゾーンでした。
 それは、23cmを3匹目確保に頑張れと体色が茶色くなっているオトリにむち打つ。オトリが何とか深みに入ったと思うと、コンコンと手元に伝わる。目印がゆっくりと上流に登る。この登り方はオトリの動きではない。鮎が掛かっている。突然下流に突っ走る。同時にコツンと手元に感触が、オトリが 飛ばされたのだ。PEラインはこれが手元で分かる。そして、この掛かり鮎が尋常でないのも分かる。・・・・・で、25cmくらいと思っていたのだが、帰って計ってみると、なんと26・5cm。私の鮎記録です。バンザイ。万歳。
 これからがすごかった。この時点で確保している鮎は3匹。持っている元気オトリは無し。仕方なく24cmに稲妻をセット。これを泳がすとすぐに掛かった22cm。この22cmでいきなりギューンと来たのは24cm。オトリは飛ばされていた。大体が、稲妻の想定は23cmまでの鮎。それはHPで注意しているはず。自分でもわかっている。24〜26cmなんて、勝浦川では想定外だわ。しかし、仕掛けは稲妻しか持っていない。100%、オトリを跳ばされる覚悟で釣りを続ける。
 どんどんオトリを跳ばされ、残っているのは24〜26cmが5匹しか残っていない。しかし気にしない。これが稲妻の弱点です。強引に25cmに稲妻をセット。背針が飛ばされないように深く打ち込んで、さあ、行け。オトリはテトラ沿いを登る。グルグルガツンで来た瞬間、ふっと目印が宙に舞う。テトラで擦り切られたようだ。24cmをオトリに泳がせ22cmを掛け、22cmを泳がせ、24cmが掛かり、オトリは飛ばされている。もうプラスマイナスどうなっているのか分からない。
 実は、この体験は初めてではないのだ。稲妻を考案して、那賀川の鷲敷、氷柱観音、細野、水井などでことごとくオトリを跳ばされた。それは全て24cmを超える巨大鮎だった。勝浦川へ行くようになって23cmまでしか掛からないので絶対安心の仕掛けでした。今年の勝浦川は想定外、とてつもなく巨大な鮎がいます。
 今日の最大は一番上の26.5cm、写真の一番小さいので24cmでっせ。こんなの今までの勝浦川ではあり得ない。しかし現実、いつまで続くか分からない。30cmが出そうな予感もする。記録への挑戦、数も良し、大きさも良し、挑戦だ。あー忘れてた。夕方の4時からは群れ鮎との戯れ。ギャラリーの皆さんの前で、秘技、群れ鮎崩しが炸裂しました。