7月14日  出たっ 25cm

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
実時間
総時間
7  14
勝浦川
イナバ
15:00〜18:00
6
301
  25cm でっせ
6
121


 今日のイナバは異常でした。昨日の日曜日はわずか3人しかいなかったのに、今日のイナバは平日というのに満杯、一体どうなっているのだろう。イナバにこれだけの釣り人が集まったのは今年初めての出来事と思われる。解禁日でさえこんなに人はいなかった。釣り場は? 入るところがない。とりあえず父を瀬落ちのトロに割り込ませてもらって、私はどないかなるだろう。周囲を見渡すと常連の皆さんばかり。皆さん腕達者です、見ている間にも次々と掛けている。すごいなあ。と感心しつつ、父の釣り準備を完了する。さて、私はどうしようか。
 いつも親しくして下さっている某氏より「ここへ来たら」とのお言葉。「オトリが弱いので入らない」らしい。私のオトリもそんなに強くは無い。いつもスッポンが甲羅干しをしているポイント。ここしか空いていない。しかし、臍まで立ち込んで、しかも流れはほとんど無い。元気鮎でしか対岸の岩盤まではオトリを送り込めない。「元気鮎が捕れたら行く」との返事で、父のすぐ横で2日使用済みのオトリを入れる。そしたら偶然掛かった。22cmの背掛かり。これで揃った、必要十分条件。
 すぐさま下流の淵へ入る。オトリを数メートル泳がすやいなやグルグル、来たよ、口掛かりの22cm。何でもいいや掛かれば。そしてこのオトリで私の記録が誕生しました。対岸に泳いでいったオトリがグルグルと震える。瀬みたいにガツンギューンはない。しかし掛かっている鮎の大きさはその重みで分かる。これは今までにない大きさ、糸鳴りが聞こえる。ゆっくりと上流に登り、そして下流に突っ走る。臍まで立ち込んでいる身体は身動きがままならない。引き抜くなんてとんでもない。なんとか下流に付いて下がることが出来、無事タモに取り込む。ウワー 鯖みたいな鮎。頭と尻尾を持った両手が震える。こんな感動は何十年ぶりだろうか。昔、那賀川が清流だったころ、鷲敷の氷柱観音前で26cmを釣ったことがあるが、勝浦川で25cmは多分初めて。記録魚に乾杯。
 今日はこのポイントで5匹、他はどれも22cmクラスでした。何だか、22cmが小さく見え、ニュースバリューに欠けそうです。某氏にお聞きしますと、ここは2日間誰も竿が入っていなかったそうです。だから釣れたのでしょう。明日は多分掛からない。しかし、イナバはすごい。やっぱりイナバだな。釣り場は広いし、変化に富む。これから毎日、毎日、イナバ礼賛。