6月17日 普通のイナバでした

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
水温
6  17
勝浦川
イナバ
05:00-15:00
9
14
  早くも釣り荒れか
?


 解禁3日目、今日は親子孫の3代揃い、昨日の釣果よ再びと勇んで出かける。鳴門のYKKさんも昨日のお友達と一緒に登場。息子の釣果を噂で聞いた人も来ているようだ。どこから聞いたのだろうか、上の道から見ていたのだろうか。どうでもいいことだが、早朝から賑やかなイナバとなる。しかし、これが普通のイナバだろう。鮎が瀬に登ってこないうちは掛からないので、早朝はのんびりと雑談をして時間を過ごす。
 9時頃にキラキラと見え始めるはずだが全く気配はない。そのうち私に1匹掛かる。鮎は見えないが気配があっただけでも全員が活気づく。そしてギラリと鮎が腹を返す姿が下流から上流に移動する。今日は釣り人が多いので群れに付いて上流へ移動しながら釣ることは出来ない。昨日は息子一人だったので、それが可能だったらしい。
 群れが来ると今までの静寂が嘘のようにガツンギューンと掛かる。まるで安戸池の放流みたいだ。ただ、コツはあって、群れが見えたらそこにオトリを強制的に送り込むのが大切。下流から来るのを泳がせて待っていては釣果はあがらないのだ。それを知っている息子や鳴門のYKKさんはオトリの空中輸送を交えながら確実に釣っている。
 しかし、今日は昨日のように登ってこない。見える数も少ないし、回数も少ない。釣り荒れと言うより、釣り人が多いからだろう。昨日みたいに、誰もいない所でただ一人で釣るのと条件は格段に違っている。難しいが、これが普通のイナバだろう。
 足が弱くなった父は椅子に座って釣っている。群れが来たときにも釣れないままだったが、午後、みんなで父の周りに集まり雑談をしていた時、突然に父の竿が曲がる。「来た 掛かっとる」「大きい」「竿立て」・・・とギャラリーは大騒ぎ。90肩なんてのがあるのだろうか、肩が痛くて引き抜けないらしい。鳴門のYKKさんがタモを持って下流に走る。無事すくって確保。ありがとう。今日の最大21cmに父も満面の笑み。群れも見えず、誰も釣れない時間帯だっただけに騒ぎも大きかったのであります。
 下流の淵には無数の鮎が群れている。だが、これはほとんど掛からない。群れの中に送り込み、じっと粘って2時間に1匹掛かれば良い方だろう。それが瀬に登ってきたときには入れ掛かりになるから不思議。食事タイムで争うからだろうか。しかし、釣り人が多ければ多いほど、登って来る鮎の数と回数は少なくなる。釣り場が満杯になれば、ほとんどと言ってよいほど登ってこない。警戒心が高くなるからでしょう。昨日の息子のように、解禁当初にイナバで一人釣らせてくれればと思うが、日曜釣り師には無理でしょうな。
 3日間の観察によると、瀬と淵との境目が川幅は狭くなっている。河原の石がせり出し、対岸に大きな黒い岩のある所。ここに釣り人が立てば鮎は瀬に登ってこないか極端に減るようです。渇水のときは特に警戒心が増すからでしょう。いいポイントなので必ず誰かが立つでしょう。水位がもっと上がるまで、今後爆釣は難しいかも知れない。
 結果、息子10匹、私9匹、父1匹。鳴門のYKKさんは15匹、彼のお友達は11匹。他の皆さんも10匹前後だったようです。普通のイナバの釣りでした。