息子、一人で爆釣
父と私は私用で出かけなければならないので、息子は一人での釣りです。時間があったので、9時前イナバへ様子を見に行ったのだが、行ってみてびっくり。なんと広いイナバには誰もいない、いや、息子一人がぽつんといるだけ。解禁二日目の土曜日というのに、こんな光景は初めて、イナバ絶不調ってことか。 「どうだ、釣れたか」との問いに「あかん、全然掛からん、鮎が見えん、ゼロだわ」とのこと。8時30分まで鳴門のYKKさんもいたそうだが、掛からないので鮎喰川へ転身したらしい。10分ほど見ていたが鮎の気配は全くない。「今から上勝へ行っても場所がないだろうから我慢しろ」と忠告して家に帰る。 ところが、その後すぐにイナバで奇跡的なことが起こっていた。家に戻ったのが9時20分。息子から電話があり、「一面鮎だらけ、入れ掛かりで6匹掛けた。なんぼでも掛かる」と興奮した声。なんと私が家に戻る20分間の出来事です。 午後4時、用を終えて父と二人でイナバへ駆けつける。鳴門のYKKさんとお友達も来ている。鮎喰川も不調だったので、1時にイナバへ戻ったようだ。釣り人一人、息子の釣果と一面の鮎にびっくりしたらしい。下流の淵から鮎の集団が瀬に登ってくる。一面ギラギラとなり、群れの中へオトリを誘導すれば確実に掛かるとのこと。私の見ている前で、ペースは落ちたらしいが3人はぽつりぽつりと掛けている。「鮎喰川へ行かなければ良かった」とは鳴門のYKKさんの言。笑う息子は65匹、鳴門のYKKさんは1時から30匹、お友達は28匹。他に釣り人がいないので楽しさは格別だろう。どれも18〜21cmの型揃いだから最高の釣り。平均すると1時間10匹のペースだが、群れが来ていないときは全く釣れず、群れが来れば入れ掛かりだったそうです。 解禁二日目の土曜日、広いイナバで釣り人一人、一面鮎だらけの中で入れ掛かり。こんな釣りはめったにない、いや二度とないだろうな。 |