7月25日 必殺 群れ鮎崩し

 期 日
河 川
釣 場
時  間
釣 果
累 積
感   想  
水温
7 25
勝浦川
イナバ
15:00-18:00
16
64
  必殺 群れ鮎崩し
?


 「群れ鮎崩し」という名称は京都のM氏が用いた用語かな、その心髄は何か? そしてその釣法は? 私は群れている鮎に偶然針掛かりさせる手法をとってきました。オトリ鮎の後ろでヒラヒラと漂う針に絡ませる手法。逆バリは取り去りハリスは0.3号の一本針、これはこれで効果はありました。特に手前の浅いところでキラキラト群れる小型鮎がキラッ-キューンと掛かるのは面白い。今日は普通の稲妻仕掛け、それで群れ鮎を狙いました。
 イナバが掛かるのは夕方からが定説なので出勤は午後の3時、平日なのにイナバは満杯状態。先日より瀬で良型が掛かっているらしいので、釣り人は瀬に集中している。ナカノセには誰もいない。しめしめとほくそ笑むのは当然。手前から流芯まで、今日は群れ鮎が多い。この群れ鮎を如何に釣るか。イナバへ釣行する釣り師の課題でしょう。通常の釣り方では全くと言って良いほど掛からない。
 手前の浅い所で群れている小型鮎は無視、狙いは流芯で群れている鮎。この群の中へオトリを送り込むと群れ鮎と一緒に泳いでいる。いつものことだが誘いをかけても掛からない。今日、ふと思ったのは、ここでオトリを反転させたら。群と一緒に泳いでいるオトリが群の先頭まで登ったとき、軽くオトリ鮎を引き上げ、少し下流に引きながらストンと落とす。そうすればオトリ鮎は下流に向かってからクルッと上流に向かって反転する。これがスパイラル。このとき掛け針もスパイラル、近くに群れている鮎に掛かるか、一瞬の動きに野鮎が追うか、試してみれば解る。
 稲妻はスパイラルがやりやすい。この作戦、ずばり的中。今まで見向きもしてくれなかった群れ鮎が面白いように掛かる。入れ掛かりもあったりして周辺の皆さんに申し訳ない。結局この群れ鮎を16匹、中には20cmを超えるのもいて申し分無しです。午後の3時から6時までの3時間、新しい「必殺 群れ鮎崩し」とでも呼びましょうか、友釣りって頭脳プレー、面白い、堪能しました。