勝浦川 初釣り
平成１７年度の鮎の初釣りは勝浦川へとなったが、さて、何処へ行こうか。長柱、イナバはアオサで
釣りにならないし、上勝の鮎は追わない。横瀬は何となく気が進まず、結局は今山に落ち着く。解禁後の初めての日曜日というのに、朝６時今山には誰もいない。渇水とアオサで釣れていないから だろう。皆さん情報は良く知っている。昨日息子が８匹釣った下流の瀬に入る。ここはアオサが比較的 少なく釣りが出来る。 今年初めてのオトリ鮎に稲妻をセット、「さあ 行け」、緊張の瞬間だ。オトリは流芯に向かってスーッと 泳ぐ・・・・はずだが・・・ん・・・白い腹を返して動かない。「おい どうした 寝てる場合じゃないぞよ」 呼べど答えず、なんと、掛け針が胸に刺さって即死。あーあ、今年の最初からついてない。 安戸池の１２号ハリスから、稲妻の０．３号ハリスへの急転換に違和感はあるが、そのうち慣れるだろう。２匹目のオトリは順調に泳ぐ。静かな水面に無数の波紋が見えるがオトリには反応なし。時間だけが過ぎてゆく。午前８時に息子がやって来る。なんと息子は来るやいなや竿を曲げている。「どうなってるんだ」とは父と私。続いて２匹目、３匹目、４匹目。「みんな どないしょん」と息子。 私と父はアオサの少ないポイントで釣っているのだが、息子はなんとアオサの上で釣っている。一面アオサの絨毯、石はほとんど見えないようなポイント。アオサは針に掛からないし、鮎の群れはアオサの上にいる。 その鮎が掛かってきているらしい。「ほんまかいな」と私もアオサの中へオトリを送り込む。アオサは掛からない。オトリはアオサの上を泳いでいるようだ。そしたらガツンとアタリが、嬉しいなあ、今年初めての鮎だ。慎重に引き抜くと２０ｃｍの良型。こんな釣り初めて、新しい発見、詮索しない掛かればいいのだ。続いて２匹目だが後は続かない。 アオサの中では数が出ないので午後今山橋下へ移動する。今山不調の噂通り、日曜日というのにがら空き。ポイントは渇水で細くなっている水路しかなく、釣り人が多くなれば掛からないだろう。今日は我々３人の他に２人いるだけ、静かに釣ることが出来る。登らせればキラッと光りギューン、引き釣りをすればガツガツギューン。こう書けば入れ掛かりのようだが、実際は１時間に１匹ペース、退屈した頃に掛かる程度だ。 そんなとき、鳴門のＹＫＫさんが登場。海部川でのダブルキャッチの大会で優勝したらしい。おめでとうございます。強者揃いの大会で２２匹釣っての優勝らしい。さすが全国級の鮎釣り師です。 １１時間の長丁場の結果、息子１３匹、私１２匹、父４匹で１７年度の第１回ミニミニ大会は息子の優勝。貧果だが今の時期こんなもんでしょう。写真は今山橋下の釣り場。手前は息子、対岸には鳴門のＹＫＫさんです。足下にはべっとりとアオサ、細い流芯でしか釣りにならない。Ｇ杯予選はここに釣り人が集中するのが予想され、共倒れになりそうな予感がします。 |