8月16日 皆さん お久しぶり 嬉しいなあ

 期 日
河 川
釣 場
時 間
釣 果
累 積
感   想  
8 16
勝浦川
今 山
08:00-15:00
23
233
 嬉しい 皆さん


 昨日は久しぶりの鮎釣りだったせいか身体全体の節々が痛んで朝起きれない。これが勤務なら即刻休暇の電話を入れるところだが、鮎なら仕方ない、行かねばならない。「止めてくれるな おっかさん 背中の銀杏が泣いている」とは昭和の44年ころでしたかね。86歳の父が元気声で「行くぞ」と来る。淡い学生時代の郷愁も一瞬に断ち切れ、勝浦川が浮かんでくる。
 そうだ、今山復活なんだ、と、空元気で8時に今山へ。今山、さすが皆さん、ポイントは的確に押さえ要所に散らばっている。昨日のポイントが空いていたので同じ所へ父と二人で入る。お隣の先客の釣り人はどこかでお見かけしたことが、そう言えば、解禁間もなく上勝でご一緒させていただいた方。いろいろご親切にお世話になりました。
 私の感じとして、今日が今山の最高の日と思っていました。その理由は、濁りもとれ、水が平水に戻ったと思われる日、新コケがヘチから流芯にかけて付き始めている日。水温は高くなく低くなく。縄張り鮎の追いを邪魔する群れ鮎もいない。昨日の釣りの感じでは追いは活発。今日は爆釣。
 で、8時、オトリを送り出すと3m前でいきなりキラッグルンで1匹目。続いてスーッと流芯にカニ横で入ったオトリがギューンと引ったくられる。そして3匹目は目の前、オトリ缶の横でギラリと20cmが。・・・・うふふ・・・そうだろうな。そうなんだ。今日は釣れるのよ。
 快釣、今山、それから10時までの2時間、入れ掛かりとは行かないまでも、オトリをどこへ送り込んでもグルグルガツンで掛かる。泳がす必要もない、竿先で強引に引き回していても掛かってくる。次第に釣りが荒っぽくなるのも仕方ない。私だけではない、周囲の皆さんも同じように釣っている。この2時間で私は15匹くらい。父も10匹は釣っている様子。周囲も同じようなペース。皆さん声が弾んでいます。これが今山なんです。イナバはポイントによって差が出ますが、今山はそうではない、皆さんが同じように釣れる魅力があります。「稲妻」の釣りが産まれた本拠地なんです。私も、年老いた父も、若い息子も、同じような釣果なんです。それが「稲妻」、その故郷、今山が復活しました。
 しかし、それも10時を過ぎてから激変、皆さんピタッとアタリが無くなりました。不思議です。「全部釣ってしまったんだわ」とは誰かの声、そうかもしれません。まあ、実際はそうではないでしょうが、そう思うのも一興。それはそれでいいです。皆さん楽しめましたから。お墓参りもあるので午後の3時に納竿。私23匹、父17匹。まあこんなもんでしょう、朝の調子が終日続くわけないですよね。
 今日嬉しかったのは、「・・・・さん お久しぶり」「・・・・さん イナバで見かけないと思ったら ここにいたんですか」「・・・・さん おじいさんも元気だな」。なんと、いつもイナバで顔なじみの方なんです。「イナバは どうですか」と聞きたくなるのをヤメ。皆さん今山へ集まっているのです。それだけで充分、皆さん勝浦川の鮎釣り師なんです。