おー寒い
日曜日というのに釣り人はほとんどいない。昨年までの勝浦川では考えられない光景だ。朝6時にオトリを泳がせる。
元気よく泳ぐが反応なしなのは別に珍しくない。雨上がりの早朝、白い雲を被った背後の山をキャンバスに
横瀬富士(?)が濃い緑を浮かび上がらせている。美しい山、澄んだ空気、そして心地よい川のせせらぎ・・・。
いい情景なのだが2時間も見せられると飽きも来る。早く掛かって、鮎釣りに来てるのよ。 最初の1匹が掛かったのは8時過ぎ。頭は丸く白い鮎だ。まるで養殖鮎そのもの。そう言えば成魚放流をした噂が あるが、本当かもしれない。続いてすぐに2匹目、これも養殖鮎モドキ。まあいいか掛かれば。そしてまた美しい情景 を1時間あまり見ることに。 9時を回ったころ再び掛かりモードに入る。この時はすらりとした黄色い天然鮎モドキが混じり連続5匹。やっと鮎釣りに 来ている感じになる。12時を過ぎるまでに12匹だが、ほとんどが養殖鮎と変わらない鮎。雨もしとしとと降り 意気も萎えてきた頃、足が丸い石の上に、ふっと体が宙に舞った。曇った空が上に見える。頭は水面だが胸から水が 入りびしょ濡れ。水中で良かったが冷たい寒いで意気消沈、午後1時半に納竿とする。 今年の勝浦川で文句を言えないが、養殖鮎みたいなのでも釣れるだけ良しとしよう。そのうち良くなるだろう。 |