残ったのはこれだけ
掲示板がにぎやかな模様、皆さんご自由にどうぞですが、あまり過激にならないようお願いします。それはそれとして、今日のイナバは今年初めての体験。ものすごかった。結果から先に述べますと、夕方の2時間余りで何匹掛けたかは不明だが、残ったのは7匹だけ。それも中小型ばかり。24c前後は全て放流。お粗末ないきさつは、 午前は勤務だったので午後から釣行するつもり。お盆前の土曜日に午後からでは釣り場はないだろうと思いながら家に戻る。準備をし行こうかと思うと、勝浦の山の方は土砂降りなのか、真っ白。大雨だわ、と雨が止むのを家で待つ。3時過ぎに雲もなくなり勝浦の山が見える。早速車を走らせ、イナバに着く。 ところが、なんとイナバには誰もいない。どうしたんだい鮎釣り師の皆さん、と思うが理由は15cmの増水と泥水か。川半分が濁っている。土砂降りで濁り、それで皆さん帰ったのかもしれない。しかし、手前半分は薄濁り、釣れないことはない。こんな時は瀬肩のトロ瀬が狙い目、見ているとギラギラと鮎がいる。キラキラではない。ギラギラ、大きい。 そしてオトリを泳がせる、わずか数秒、それも数m前、ギュ−ンと養殖オトリが上流へ、掛かった、大きい、下流に下がらない。増水した瀬をぐんぐん上に登る。24cmの背掛かり。嘘みたい、信じられない。ところがその後がもっとすごかった。 この24cmをオトリに泳がせると今度は流芯でガツン、これも1分とは経過していない。ギュ−ンと下流に引かれるが、誰もいない河原、20m下がり、オトリが浮き、引き抜くが、ふわっと軽くなる。あ-あ高切れ、糸は1週間前のままだった。痛んでいた。意気消沈で再び養殖鮎、しかしすぐに来る。これも大きい、24cm。このオトリを流芯へ、ガツンギュウ-ンと入れ掛かり。今度は引き抜くのを止め、手元に引き寄せてタモですくう。 このオトリでまたすぐに掛かる。これも大きい、手元に寄せてすくおうとして糸を持った瞬間、プツン。あ-あ、またダブル。1匹ある24cmを再登場、糸も0.25から0.3に変える。そしてすぐにガツン、とにかく入れ掛かりなの。これは強引に引き抜く。24cmオトリに24cmが掛かると、大きすぎて河原にころびそうになるが、やっと2匹になった。 その後、小型が掛かったので手前でキラキラしている鮎と戯れる。この群鮎を釣るのも好きだ。小型ながらもギュ-ンと引いてくれる。5〜6匹釣ったところで再び24cmに登場してもらう。時間も6時前になり気は急ぐ。流芯に送り込むやいなや、ギュウ-ンと一気に引かれる。 しかしこれもオトリを跳ばされる。24cmを釣るには稲妻では無理のよう、何度も体験した欠点である。しかし掛かり鮎は残っている。この鮎でまたガツン、今度は瞬間に切れる。あ-あ、今日はどうなってるんだ。虎の子の24cmに再々登場、これもすぐにギュウ-ン、しかし変、またオトリが跳ばされている。一体何匹掛けて何匹残ったか解らなくなる。何をしてるんだろうと情けなくもなる。 結局残った鮎は7匹、それも大きいのは1匹だけ。しかし、今日はすごかった、今年初めての体験、こんなにバラしたのは記憶にない。豪快な鮎の引きを堪能。増水し、濁りが出てたから鮎が移動していたのだろう。誰もいないイナバも珍しいが、こんな釣りも珍しい。 |