最終日
昨夜の酒が残るが、いつもの川辺に立つと元気が出てくる。朝8時、長柱のトロには誰もいない。鮎の姿も見えない。もう終わりだなと感じつつオトリを泳がす。神戸のABAさん予測によるとすぐに2匹掛かるはず。なんとその通り、2匹が連続で来た。しばらくしてもう1匹。しかし後が続かない。無風で鏡のような水面を見ていると鮎の気配がない。1週間前とは大違い、わずか1週間で変わるものだと驚きもする。 あちこちと彷徨うが音沙汰なし。11時前にO氏登場、このときO氏が見ている前で偶然2匹が掛かり、午後に期待が持てる。この時点で5匹。ABAさん予測に次第に近づいているのが恐いくらい。しかし予測はここまででした。 12時過ぎに1匹掛け、バラした時、重ちゃん登場。それまで曇天無風だったのが、重ちゃんが来ると強風と雨が激しくなるから不思議。ここでO氏ギブアップ。私も程なくギブアップ、祭もあることだし早い目に納竿とする。 数人いた釣り師も竿を納めるほどの激しい雨、重ちゃんは孤軍奮闘している。その後、釣れたかなあ、鮎の姿が見えないので苦しいだろうなと思いながら長柱のトロを去る。もうここへは来年まで来ないと思うと感慨深いものがこみ上げてくる。 今年の前半はイナバのナカノセ、後半はこの長柱のトロへ通った。多くの人と知り合いになり、多くの鮎が釣りを楽しませてくれた。毎年のことながら、最終日は後ろ髪を引かれる思いがある。イナバでお会いした皆さん、お世話になりました。また来年にお会いしましょう。イナバも来年まで静かに流れるでしょう。 来週からは海釣り開始、番外編の始まりです。秋礒が呼んでいる。 |