重ちゃん ごめん
「いはら釣具店」の招待でシマノの小倉氏兄弟が来るとのこと、今日6月10日は海部川に決めていました。先週、まずまず釣れたこともあり、「重ちゃん」も誘っての釣行でした。そもそも、私が泳がせ釣りを覚えたのは氏のおかげと言っても良い。ずいぶん昔、小倉吉弘氏がまだ若い時(失礼、今でも若いです)に思いますが、ある釣り雑誌に「泳がせの極意」を掲載されていました。「若いけれども、必ず日本に名を轟かせる」との紹介でした。今まで見よう見まねで釣っていた私にとって、小倉氏の一文はまさに眼からウロコでした。それ以来私の釣りが変わり、何とか人並みにオトリを泳がせるようになりました。「オトリにまかせなさい」いまだに脳裏に残っています。 昨日土曜日、オトリ鮎を購入のため「いはら釣具店」に立ち寄ると小倉氏兄弟と、かの児島玲子さんが店の前で講演をなさっていました。急ぐ用もあったが、それは後回し。椅子に座りじっと聞き入る、感激、なんたって今の「稲妻」があるのは小倉氏の「泳がせ」によるのだから。勤務帰りの途中、背広を着たままでも熱さを感じない。約1時間の講演が短く感じる。それにしても児島玲子さんは可愛いいですね。それは余談か、でも可愛いい。ちゃっかりサインなどもらったりして。 そんないきさつがあって、今日の早朝、重ちゃんと待ち合わせて海部川、朝5時。いつものように誰もいない。海部川も寂しくなったなと思うのは重ちゃんも同じと思う。気合いを入れて、先週釣れたヘチを攻めるが音沙汰なし。「鮎がいない」と思うのですが、釣る人は釣るのだからそんな事は言えない。グルッと目印が震える、しかし針に乗らない。これの繰り返し。下流のチャラ瀬で釣っている同僚のO氏は5匹掛けている。重ちゃんも苦戦、あちこちとポイントを探すが見つからない模様。そんな時、重ちゃんが本流の中で竿が満月、慎重に取り込んでいる様子が遠目にも解る。綺麗に引き抜いてタモへ、おめでとうございます、思わず拍手。新調の竿での初鮎でした。 私は?全く釣れない、しかし、やっと釣れたのは12時丁度、6時間かかったことになる。こんなの初めて、でもボ−ズを免れただけでも嬉しい。後はさっぱり釣れない。 その後、すぐ側で講師、小倉氏による「鮎釣り教室」を開催していた「いはら釣具店」の皆様から「バ−ベキュ-をしているからどうぞ」とのお誘い。鮎は釣れなかったけれど、美味しい焼き肉と冷たいビ−ルをご馳走になり、今日の一日は大満足でした。皆さん、ありがとうございました。 で、今日の釣りの反省は? 「鮎釣りは難しい」の一言です。名人重ちゃんも四苦八苦、二人とも真面目に釣ったのに惨敗でした。重ちゃんごめん。最下流のチャラ瀬で終日粘った、県釣り連盟チヌ釣りチャンピオンO氏(「阿波の釣り」をご覧下さい)は12匹釣っていた。彼も新調の竿、さすがと言うか、まいりました。友釣り二年目、彼の天賦の才に脱帽です、お見事。彼の仕掛けが「稲妻」だったことがせめてもの救い、「稲妻」は健在を示してくれました。 あ-あ 疲れた、もう勝浦川を待つしかない。 |