息子と私の父が物部川へ釣行。昨日27日、私は11匹。先週息子は13匹釣っていたので、釣行前に息子曰く、「まかしとき、最低でも20匹は釣ってくるから」と。嬉しげに豪語したが、結果は6匹、父は4匹。朝、5時に物部川空港前に着くと釣り人は誰もいない。そりゃそうだろう、昨日の日曜日さえ誰もいなかった。昨日釣れた瀬肩で釣り始めるが全く反応なし。そのうち釣り人も増え、両岸にびっしり、20人は超えていたそうな、日曜日より多い、ほとんどが県外ナンバ−の車。しかし、誰も竿は曲がらない、釣れるのは高知名物ゴリばかり。くるっとハリスが巻き付き、針は外れない、オトリは弱るわで、これが釣れると四苦八苦。そんな中、父が3匹チビ鮎を釣る。12時までの7時間、これが周辺での竿頭の模様、このとき息子はチビ鮎1匹だったそう。「鮎がいない」昨日の私と同じ感想。そのとき、漁協の人らしき遊魚券の見回りに来た人が定期的に鮎の生息状況を調べているらしく、丁重にことわりを入れて、水中眼鏡をかけて泳いで釣り場を見たそうです。そして言うには「鮎が一匹も見えない、こんなの初めて」だそうです。それで息子達は嫌気がさし、刈谷食堂下流の瀬に移動。この瀬で18cmサイズを3匹、15cmを2匹バタバタと追加して気を良くしていると、後は全く釣れないお決まりのパタ−ン。そうしていると、先程の漁協の人がこの場所へも来て水中を観察してくれたそうです。セリフは同じ「鮎が全然いない」「渇水のうえ、5月15日の解禁から県外からの大勢の釣り人(地元の人は状況を知っているから、あまり釣行していない)が来て、ただでさえ少ない鮎がいなくなった」そうですが、それよりも、私が思うには、昨年の空港前と今年では石の状態が全く違っている。昨年は深さもあり、大きな石が川底に無数にあったが、今年は川は浅くなり、小さな石でびっしりと覆われている。まるで海部川のそれと同じ。これでは鮎は付かない。5月初旬の雨で物部川は上流から下流へ流れが繋がったそうで、こんなに早い時期に繋がるのは初めてとオトリ店のおばさんが言っていた。ボラの子が群れているような下流域より、鮎は居心地の良いかも知れない上流へ上るのは当然だし、それが本能。それで下流に鮎がいなくなった。とは、私の意見。流れが繋がるのは自然の摂理、仕方がない、と言うよりむしろ歓迎すべきこと。しかし、河川管理は人工。昨年の豊富な鮎を見て、物部川復活かと思われましたが、今年の今までを見る限りでは寂しい気がします。息子達は鮎がいれば、そこそこの数は釣る技術を持っている。今年は息子と二人でG杯予選に出場する予定で、竿を新調し、刺繍の入った揃いのチョッキも作った。G杯予選で、はたして何人の人がオトリが変わるか?。私と息子は「鮎釣り師」であり、「ト−ナメンタ−」でない。今、二人でG杯予選をどうするかを考えている。
(写真はオトリ4匹を含む)
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